食べる 買う

中環にカフェ・雑貨・アパレルの複合セレクトショップ 日本好きの香港人が出店

明るめの色を使った服をたくさん並べる

明るめの色を使った服をたくさん並べる

  • 25

  •  

 香港のPMQ近く鴨巴甸街(15 Aberdeen Street Central Tel:6607 3493)に10月1日、カフェ&バー「Aberdeen15 拾伍」とビンテージものなど日本のアパレルも多く扱うセレクトショップ「VVVIN SHOP」がオープンした。

ランチに提供する日本のお弁当スタイルのメニュー

 坂道沿いの路面に面した1フロア当たり500平方フィートほどのこぢんまりとしたビルの4フロア全部を使い、グランドフロアに飲食、1階にアパレルや食器類などのセレクトショップ、2階にシーシャを楽しめるスペース、そして屋上には多くの観葉植物などを並べたくつろぎスペースを配置し、ビルの空間を丸ごとプロデュースしている。

[広告]

 オーナーのヤニー(鄭慧敏)さんは8年前から、葵涌廣場の一区画でセレクトショップを経営してきた。日本が大好きな20代女性で、仕事も兼ねて日本に月1回は行っていたという。特に「原宿」が好きで、同店も原宿にはカフェとアパレルの複合したショップなどがいくつもあることから「香港でこうした店をいつか始めたい」と考えていたという。ただ香港は家賃が非常に高く、都心に店を出したくてもなかなか良い物件がなかったが、新型コロナの影響でこのビル1棟を好条件で4年の契約を結ぶことができ、夢だった形の店を開くことができた。

 ヤニーさんは日本に加え、古い時代のイギリスや香港への興味も高い。階段の踊り場スペースなどにはもともと自分で家に保管してあった、旅行時に集めた置物や絵なども飾っている。飾られた絵にはヨーロッパの印象を感じるものが多いほか、随所に花瓶を置き、花などを置いて気分が良くなるような空間づくりを心掛けたという。ヤニーさんの家族が家具関連の工場を営んでいることから、それぞれの場所にぴったりと合ったビンテージ風の家具や椅子などを置いた。ライトもステンドグラスのものや木でデザインした温もりが感じられるアイテムなども使う。

 店の目玉の一つであるランチボックスは木製の弁当箱に詰めるだけでなく、それぞれのボックスを風呂敷で包んで提供するなど細かい点にも日本の古き良き文化を取り入れたという。全部で5種類あり、小さいトリュフハンバーガーと小さめのおむすび2つずつ、おかず2品程度に半熟卵を開いてのせた「黒松和牛漢堡・盛盒」(118香港ドル)や、チキンをのせたアボカドサラダ「香草鶏柳牛油果沙律」(98香港ドル)、チキン南蛮とおむすび2つ、おかず2品に卵焼きなどを詰めた「宮崎南蛮炸鶏・弁當」(88香港ドル)などを1日40食限定で展開する。イラストで弁当箱の内容が描かれたメニューから選ぶ。

 ランチタイム以外はコーヒーやフラワー茶などのドリンクとクロワッサンにおかずを挟んだ軽食類、夜はバーメニューとしてフライドポテトや軟骨、イカフライなども用意し、アルコール類もビールからカクテルまで提供する。

 「VVVIN」では淡い色や花柄のワンピースなど、ヤニーさんが日本でセレクトしたアイテムを中心に展開する。「セントラルを歩いている人は黒ばっかり。もっと街を歩く人の服が明るくなるようにしたい」と話し、香港では珍しくハンカチなども販売している。同フロアではアパレル以外に日本の陶器も多く扱い、美濃焼の藍染五様小鉢セット(398香港ドル)や桜や波などの和柄をあしらったビールグラス(298香港ドル)、日本酒のおちょこは富士山に見立てたものから燗(かん)酒用のものまで、さまざまな雑貨も扱う。屋上には元朗で購入してきたという本物のレモンの木を置き、昼間都会で働く人たちのオアシスとなるような場所を目指しているという。

 営業時間は12時~24時(飲食以外のセレクトショップなどは20時まで)。

Stay at Home