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香港・元朗のモールに「青森」が出現 リンゴオブジェ・金魚ねぷたで館内盛り上げ

香港で青森を感じることができるイベントが実現

香港で青森を感じることができるイベントが実現

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 香港・元朗にあるショッピングモール「YOHO MALL」で現在、モール内の屋外エリア「地下園林」を中心に青森をテーマにした装飾などで展開するイベント「小青森―都市農莊」が開催されている。

インスタ映えも狙ったりんごのオブジェや風鈴が並ぶエリアもすべてライトアップされる

 元々郊外エリアに当たる元朗地区だが、歴史的建造物や老舗の飲食店なども残り、車などがあれば香港中心部まで40分程度で移動できることからも富裕層や芸能人なども住んでいるエリア。2015年から17年にかけて駅直結のショッピングモールと住宅の複合型建築が完成したことにより大きく発展した。総面積約110万平方フィートのエリアに12万平方以上の屋外緑地があり、自然の景観に溶け込むことをコンセプトとして、モール内には300以上のショップが軒を連ねる。

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 今回のイベントは香港のデベロッパー「新鴻基」側からのラブコールで実現したもので、コロナ禍で日本への渡航がかなわない中、香港の中でも日本を感じることができる空間を作りたいという香港人たちの思いから実現した。多くの自治体がある中でも、東北で香港人宿泊者数が一番多く、また直行便がなくても認知度と人気も高い青森県が選ばれた。

 モール内の屋外エリア4カ所を青森のテーマで装飾。高さ3.5メートルのリンゴのオブジェの中にはライトを設置した。1人ずつ写真を撮る人たちが列を成している。その背後には「桜の小路」と呼ぶ造花の桜の花道があり、弘前公園の桜が香港でも認知度もあることから30メートルの桜の道を出現させた。最大のハイライトは「魚の夜燈祭」と名付けられたエリアで、弘前ねぷた村に急きょ発注して作ったもの。本土で制作する案もあったものの、「本物にこだわりたい」という香港のメンバーたちの声が、ねぷた村に特急作業をしてもらう力となった。物流の遅延などもあり、イベント開始前日に香港に到着するというドラマもあったという。高さ40センチの金魚ねぷた30個には防水加工なども施し、香港ならではの高層ビルをバックに夜は電気を通して訪問者の目を楽しませる。他に「願いがかないますように」と書かれた短冊を付けた風鈴が並ぶエリアを設けるほか、青森の観光情報を地図からQRコードなどで読み込むことができる観光案内板も設置する。

 これに加え、モール内の飲食店9店舗ではリンゴをテーマにした各種メニューを用意。Glasshouse=「蘋果金寶配香草雪●焦糖糖漿(リンゴクランブルとバニラアイス、キャラメルシロップ添え)」、日本産卵を使った料理が人気のTamago-en=「清香蘋果茉莉花茶(リンゴジャスミンティー)」「海鹽●肥蘋果肉桂梳乎厘班戟(海塩入りトフィ入りリンゴスフレパンケーキ)」、Green Waffle Diner=「Caramel Ginger Apple Waffle with Ice-cream(アイスクリーム付きキャラメルジンジャーリンゴワッフル)」など、リンゴにちなんだメニューを各店が提供している。

 今後も2月20日、21日には体験のワークショップや月末には販売なども含めたイベントも計画中だ。さらに青森と香港を繋ぐ動画なども制作中で、完成次第モール内で流しイベントを盛り上げる。ほかにも、JALサテイライト社が開始したオンラインショップ「日航天地網店」では、青森の木村果樹園の「リンゴの木オ-ナー制度」の販売も始めたが、YOHO MALL自体もこのオーナーになるなど、さまざまなレベルでの交流を築いている。

 営業時間は10時~22時。ライトアップは17時ごろから。4月6日まで。

 ●=米へんに羔。●=手へんに施のつくり。