香港のテーマパーク「オーシャンパーク(海洋公園)」に6月30日、子どもを対象としたテクノロジー体験ハブ「エクスプローラーR(「探索號R」)」がウィスカーズハーバー内に登場する。
テクノロジーを駆使した同アトラクションでは3歳~9歳の子どもたちを対象に、動物がどのように環境の変化に適応していくのかを、バーチャルゲームやインタラクティブな遊びを交えて刺激的に体験することを目指すもの。3D技術を使って自分の全身をスキャンしたり、自分のアバターを作ったり、人工知能を持ったスーパーアニマルをデザインしたりすることができる。
チーフエンジニアのレドが、エクスプローラーRの「船」に乗っている若い乗組員となる子どもたちをネイチャーガーディアンとして迎えることからプログラムはスタートする。子もたちはまず全身をスキャンして、自分だけのアバターを作る。このアバターを使って、AIスーパーアニマルをリードしながら、バーチャルな体験の旅に出発する設定。
4400以上のボディーの組み合わせで自分のAIスーパーアニマルをデザインすることで、想像力が必要となる。併せて自分の作ったAIスーパーアニマルがシミュレーションでどのように動作するかを確認しながら、「考え、試し、修正する」ことができるようになる。旅と見立てるプログラムの間、子どもたちは「科学的思考の帽子」をかぶって、バーチャルとフィジカルを絡めたさまざまな実験に参加する。
子どもたちは、ディスカバリーRのモバイルアプリをダウンロードして、自分のスーパーアニマルを育て、訓練することができる。AIのスーパーアニマルと一緒にディスカバリーRに再び搭乗すると、スキルがアップし、さらに進化することを体感できる。
2歳~5歳の子どもたちを対象とした2つのインタラクティブなワークショップ「Little Stealth Expert」と「Nature Ninja」は、ゲームにテクノロジーを取り入れ動物がどのようにして生きているのかを探るプログラム。動物が保護色を「ステルス技術」として使用して生息地に溶け込ませ、捕食者を避ける方法を子どもたちが発見できるようにデザインしている。
6歳~11歳の子どもたちには、夏の探検を目的とした動物観察や探検活動を通じたオーダーメードの冒険の旅「Summer Adventure」を用意している。半日の探検ウオークでは、動物の観察や探検のアクティブティーを行い、クリエーティブなデザイン思考を高めるためのデジタル・プログラミング・アクティビティーも用意している。
ほかにも、同エリアでは期間限定の新しい体験が続々と登場する。「Upsized Planet 」では、チョウ、カエル、植物など、自然界の最も魅力的な生物を超大型化する。「Explorer Stops」は、「子どもたちの遊びの本能を刺激し、学ぶ意欲をかき立てる自然の遊び場」になっているという。
現在、6月30日からのExplorer R体験パッケージ(子ども1人と同伴の大人1人)を120香港ドルで予約を受け付けている。別途入場券が必要。