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香港に「カップヌードルミュージアム」 「出前一丁」や香港初の「グラノーラ」作る工房も

香港に常設として誕生した「合味道紀念館香港(カップヌードルミュージアム香港)」

香港に常設として誕生した「合味道紀念館香港(カップヌードルミュージアム香港)」

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 日清食品有限公司は3月26日、香港の尖沙咀に海外初の「合味道紀念館香港(カップヌードルミュージアム香港)」(Shop 26-35, 2/F, China Hong Kong City, Tsim Sha Tsui)を開業した。「安藤百福創造力之旅(The Innovation Journey of Momofuku Ando)」をテーマに、3つの体験型ワークショップと、写真撮影などができる展示コーナーで構成する。日清食品の独創的な発明や、食品の開発・製造にまつわる内容を「旅するように学んでほしい」と設立した。

世界中のさまざまなフレーバーやパッケージを紹介する「カップヌードルウォール」

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 延べ床面積約1万平方メートルの同施設に、これまでは期間限定のポップアップとして展開したワークショップ「マイ カップヌードル ファクトリー」と「出前一丁ファクトリー」を設置した。それ以外にも香港での注目は「マイグラノーラファクトリー」で、他のファクトリー同様、自分の手で一から製品を作るプロセスを体験し、パッケージにも絵を描くなどユニークな体験ができる。「出前一丁ファクトリー」は4月中旬より予約、営業する予定。

マイ カップヌードル ファクトリーは、「大量生産」とは逆転の発想を学ぶことも目的に、自分だけのカップヌードル30分で作るワークショップ。中の具材から外のパッケージまで、自分好みのカップヌードルを作ることができる。

 香港では、多くの店で麺の種類の一つとしても香港市民の生活にも定着している「出前一丁」だが、「出前一丁ファクトリー」では、生地をこねる、のばす、蒸し、日清「秘伝」のフライ製法で麺を乾燥させるなど、即席麺を一から作る工程を体験できる90分のワークショップに仕上げた。

 世界的にも珍しいという「マイグラノーラファクトリー」では、グラノーラ工場の製造工程を紹介。参加者は焼きたてのグラノーラを試食し、自分の好きな材料でグラノーラカップを作る30分の内容で体験する。

 展示ホールには、3つのフォトジェニックなスポットも設けた。世界中のさまざまなフレーバーやパッケージを紹介する「カップヌードルウオール」、発明した安藤百福の創造性と逆転の発想を示す3メートル大の「ザ・ビッグカップ」、そして安藤百福の3つの代表的な発明(インスタントヌードル、カップヌードル、宇宙食ラーメン「スペースラム」)のストーリーと日清食品の重要なマイルストーンを紹介するディスプレーウオール。ほかにもミュージアムギフトショップがあり、入場は無料で、出前坊やのキャラクターが入った各種商品を販売する。

 マイカップヌードルファクトリーは30分で60香港ドル(3歳以下の子どもは大人の付き添いが必要だが、座席を使わない場合は無料で入場可)。出前一丁ファクトリーは90分で120香港ドル(110センチ以下の人は入場できないことに加え、2人1組でチケットを購入する必要がある)。マイグラノーラファクトリーは所要時間30分で60香港ドルに設定した。

 開館時間は11時15分~20時15分(金曜・土曜・祝日は21時15分まで)。水曜休館。

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