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香港政府、飲食店などの規制を緩和 D類はほぼ元通りの営業形態に

感染状況は収まっているため、政府はワクチン接種を積極的に促す

感染状況は収まっているため、政府はワクチン接種を積極的に促す

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 林鄭月娥(Carrie Lam)行政長官、食物及衞生局の陳肇始(Sofia Chan)局長らが6月21日、合同で記者会見を行い、6月24日~7月7日の防疫対策について発表した。飲食店ではC類が収容人数の50%から75%に、D類は75%から100%になるなど、緩和の方向に大きく振った。

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 香港は28日現在、累計感染者数が1万1,921人、死亡者は211人、新規感染者は輸入症例が3人だ。一方、ワクチン接種者については、1回目が215万317人(31.6%)、2回目も終えた人は141万1059人(20.7%)となっている。

 ここ1週間は1桁の感染者が出ているものの、林鄭行政長官は会見時点で「14日間連続で地場感染が発生していない」とし「4月12日からの2カ月余りでアートバーゼル、競馬、自転車のトラックネイションズカップなどの大規模なイベントが実施され人流が増えたものの成功に終わった」と防疫対策が機能していることを強調した。

 公衆での集まりを制限する「限聚令」については最大4人、公共の場や公共交通機関でのマスク着用義務については緩和せず継続して実施する。新型コロナ追跡アプリの「安心出行(LeaveHomeSafe)」のQRコードを店舗入口や目立つ位置への設置、利用客はQRコードのスキャンまたは個人情報の提供についての変更はない。

 飲食店ではA類とB類について変更は行わない。スタッフ全員がワクチンの1回目の接種が完了しているC類については、店内飲食は零時まで、1卓は6人、宴会は上限20人に変更はないが、収容人数が50%から75%に緩和した。

 従業員全員が2回目の接種が終了したD類は、店内飲食は午前2時までは同じだが、1卓当たりの人数が8人から12人まで、宴会の人数も100人から180人まで緩和した。収容人数は75%から100%にした。利用客は1回目の接種が全員終えていることが条件だったが、今回からは3分の2まで緩和した。

 バー・パブについては、今回から従業員が1回目の接種を完了したタイプ1と2回目の接種が終わったタイプ2に分かれることになった。タイプ1は、1卓の上限は2人から4人に増え、収容人数も50%から75%に拡大。営業時間は午前2時までと変わらない。一方、タイプ2は1卓当たり2人~8人、営業時間は午前2時から午前4時、収容人数は50%から100%と、全て緩和した。

 パーティールーム、夜総会、カラオケ、麻雀も、バー・パブと同じように従業員の接種の度合いによってタイプ1と2に分かれ、それぞれの接種状況によって営業条件を緩和している。

 結婚式、株主総会、宗教行事は参加者の3分の2がワクチンを1回接種している場合に収容人数を50%から100%に緩和。団体旅行のツアーはスタッフ全員がワクチンを1回接種し参加者の3分の2がワクチンを1回接種している場合は30人から100人まで拡大できる。フィットネスジムのトレーニンググループでは、室内の全員がワクチンを2回接種が完了し、必要な距離を確保できるのであれば運動中のマスク着用が免除となる。

 香港政府としては、緩和することによって経済活動が回復基調となり、ワクチン接種率が上がることを期待しているが、その通りにいくかどうかは見通せない状況だ。

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