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香港・中環にスペイン料理「QUIERO MAS」 窓からは住宅群の特別な夜景も

パエリアも同店の看板メニューのひとつ

パエリアも同店の看板メニューのひとつ

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 香港・蘭桂坊の「M88」に8月10日、地中海料理を提供する「QUIERO MAS」(20/F, M88, Wellington Place, 2-8 Wellington Street, Central 2383 0268)がオープンした。

リラックスした印象のカジュアルな店内

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 「Mod-Med」と呼ばれる現代地中海料理として、南ヨーロッパ地域の食材と伝統的な調理法で作られたスペイン料理を味わうことができる。バルセロナのタパス・バー、ギリシャの路地裏のタベルナ、ナポリのトラットリア、コートダジュールの道端のカフェや賑やかなブラッスリーなどの要素を組み合わせ、南ヨーロッパのゆったりとした雰囲気とコンテンポラリー・ダイニングへの期待を組み合わせたような場を狙う。

 創業者は1991年にインドのタージホテルから香港に来たRajeev Bhasin(ラジーブ・バシン)さんで、香港移住後10年間、ハリレラ(Harilela)グループのレストランの急速な拡大を監督し、16以上のレストランを立ち上げ、運営してきた。2012年以降は同グループを離れ、香港で成功を収めている3つのレストランであるタイ料理「Namo」、インド料理「Gunpowder」と「Gaylord」を手掛けてきた。

 店内は、オーダーメードのインテリアを施し、地中海のリラックスした雰囲気を反映し、「バルセロナでの忘れがたいダイニング体験を思い起こさせるようにイメージした」という。天井も高く、天井の高さのある窓からは、中環のオフィスビル群だけでなく、ピーク方面に連なる住宅群も楽しめる眺めがあり、中環の典型的な景色とは少し違った景色を楽しむことができる。また最上階であることから、現在は準備中だが屋上からの眺めも今後楽しむことができるようになる。

 3000平方フィートのスペースは、それぞれのエリアで少し趣きが異なるように工夫した。温かみのあるオーク材のフローリング、コバルトブルーとターコイズブルーのハイライトがちりばめられたダイニングルーム。柔らかなレザーのバンケット、ムーア風の照明、ほのかなアール・デコ調、さらには手作りのアイランドバーには手作りのテラコッタタイルが貼られている。

 ダイニングルームの中央にあるフィーチャーバーでは、手作りのカクテルを楽しむことができる。キャンドルがともるカクテルラウンジでは、ディナーの前後にドリンクを楽しむスペースとしても利用できる。メインのダイニングルームでは大小のテーブルを用意し、親しいグループや友人との楽しい食事の場として、プライベート・ダイニング・テーブルは眺めを重視した。

 料理もスペイン、南フランス、イタリア、ギリシャ、そして北アフリカの伝統的な調理法、味、技術、才能を忠実に再現した。前菜としては、イベリコハム36カ月(80グラム=380香港ドル、40グラム=280香港ドル)やレモングラスとローストエシャロットのドレッシングでマリネしたホタテを、アボカドピューレの上にのせたホタテのセビーチェ「Southern Seas」(168香港ドル)、タパスにはガリシア風ゆでダコ「Pulpo Grilled」(168香港ドル)や、ポテトを何層にも重ねたミルフィーユ「Dos Dias Patatas」(98香港ドル)などを用意した。

 ボストンロブスターを丸ごと一匹、濃厚なヴィシソワーズのピューレに漬け込んだ「Lobster a-la Louise」(398香港ドル)や、パリッとした皮と肉汁が特徴のカスティーリャで人気のメニューである子豚のスローロースト「Cochinillo Asado」(268香港ドル)や赤身の強いスパニッシュビーフ「Rubia Gallega」(300グラム、488香港ドル)などもシェアに向いている。

 「Quiero Mas Paella(キエロ・マス・パエリア)」は3種類を用意。クラシックな「バルセロナ(Barcelona)」(398香港ドル)や、ローズマリー香るチキンで味付けしている「バレンシア(Balencia)」のほか、べジリアン向けのパエリアも用意する。

 営業時間は、ランチ=12時~15時、ディナー=18時~24時。現在はリカーライセンス取得中。

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