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譚仔三哥米線が東京に1号店 日本独自の具やアルコール入り香港レモンティーも

トッピングなど日本独自の展開も図る「譚仔三哥」

トッピングなど日本独自の展開も図る「譚仔三哥」

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 丸亀製麺などを運営するトリドールホールディングス(東京都渋谷区)は傘下であり香港発祥の「譚仔三哥米線」の日本1号店となる新宿中央通り店(東京都新宿区新宿3丁目28番16号TEL: 03 3341 2772)を3月31日オープンする。

赤と黒のタイルを使った内装は香港店のデザインを踏襲

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 トリドールHDは、米線の2強である譚仔雲南米線を2017年12月、譚仔三哥米線を2018年1月に、ほぼ同時に買収した。買収額は約21億香港ドル。トリドールは米線を世界戦略のメニューとして位置づけ、すでにシンガポールと深●に進出しており、日本にも進出させることを決定した。トリドールとしては日本では、まず25店舗を展開する予定で、2店舗目の吉祥寺店を4月14日、3号店の恵比寿店を4月21日にオープンすることが決まっている。

 2つあるブランドのうち、譚仔三哥を選んだのは「ミシュラン・ガイド香港・マカオ版」の「ビブグルマン」に3年連続で掲載されたことと、譚仔三哥の世界観が日本に合っているという判断がある。

 トリドールHDの杉山孝史常務兼海外事業本部長は「3店舗は今後の事業展開の仮説試験の店舗ともなっている。丸亀製麺が持つ店舗展開のノウハウを合わせてお店を広げていきたい」と意気込む。杉山常務によると、辛い味が好きな「Hot & Spicy Lover」、アジアの料理を好む「Asian Lover」、茶餐庁のように好きな味を選ぶ「Customize Lover」という3タイプの客をメインのターゲットとしていきたい考えだ。 

 新宿店は195平方メートルで座席数は72。外観も内装もイメージカラーである赤色を中心としているほか、壁一面に漢字が描かれるなど店内は香港の店そのものだ。味はマーラー、サンラー、ウーラー(各610円)、トマト、サムゴーサンラー(各670円)、クリアスープ(550円)の6種類。クリアスープとサンラーを除き、各スープの辛さは不辣から特辣まで10段階で選べる。味は麺、スープとも香港の味をほぼ忠実に再現しており、香港への渡航が難しい中で香港を日本で味わえる場所であることは間違いない。

 トッピングは、きくらげ(90円)、豚ひき肉炒め(110円)など25種類。日本向けにうずらの玉子(90円)、まいたけ(110円)など日本独自のトッピングがある一方でレバーは日本では用意しない。

 単品では、譚仔のもう1つの定番料理であるトーフェイ・チキン(3個=380円、5個550円)のほか、豚しゃぶ肉(350円)、オクラとベーコンのスパイシー巻き(400円)などがある。丸ごとトマトの黒酢ソース(350円)、ほうれん草のマスタードソース(300円)など、日本の譚仔でしか食べられないメニューも用意した。

 ドリンクは、香港レモンティー、香港ミルクティー、香港鴛鴦茶(各280円)など定番の飲み物が並ぶ。レモンティーはスライスしたレモンが4枚、ミルクティーなどは砂糖多め・少な目を注文できるなど、どこまでも「香港スタイル」を貫き通しているのも特徴だ。香港の譚仔では一部の店舗を除いてアルコールの提供をしていないが「日本においては仕事の後に一杯ですし、トーフェイ・チキンはアルコールにぴったり」と杉山常務は話し、ビール(530円)のほか、香港レモンティーサワーと香港ミルクティーサワー(各420円)など、日本独自のアルコールメニューも並ぶ。

 営業時間は11時~22時。

 ●=土へんに川

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