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香港でも中秋節が街を彩る 4年ぶりにファイアドラゴンダンスも

大抗(Tai Hang)で行われるファイアドラゴンダンス

大抗(Tai Hang)で行われるファイアドラゴンダンス

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 今年は9月29日に中秋節を迎えることから現在、香港各地でイベントが開催されている。中秋節は、中国の文化暦の中で最も重要な行事の一つで、旧暦8月15日の満月の日を祝うものだが、太陰暦とグレゴリオ暦は一致しないことから、日付は毎年異なる。

ビクトリアパークで開催中のランタン装飾

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 満月はだんらんを意味するため、「家族が集まる機会」としてこの時期を大切に考え、月餅や季節の果物なども用いて家族や親戚で食事をするのが一般的。中秋節の象徴「月餅」は満月を表し、ハスの実を練り込んだ餡(あん)と塩漬けの卵黄が中心に入っている伝統的なものだけでなく、最近では紅茶、コーヒー、トリュフなどに加え、冷凍したものをアイス感覚で食べる月餅など、数多くの種類の月餅が販売されている。

 果物もこの季節の食べ物で、特に中国名や縁起の良い形をしたものが多い。スターフルーツやポメロ、文旦などを贈り物にする。月餅を分け合い、月を眺め、イベントに出かける。ランタン・カーニバルから火龍踊りまで、さまざまな祭事イベントが繰り広げられる。

 大抗(Tai Hang)では9月28日~30日、伝統のファイア・ドラゴン・ダンス「舞火龍(Fire Dragon Festival)」が開催される。4年ぶりに復活した「大坑舞火龍」は、浣紗街(Wun Sha Street)と銅鑼灣道(Tung Lo Wan Road)沿いに観覧エリアを設けた。1万2000本の線香で飾られた巨大な龍が登場する火龍踊りは、疫病から住民を守るための儀式として始まったといわれている。今でも熱心な客家人コミュニティーによって守られている、この独特のパレードは香港の無形文化遺産リストと国家無形文化遺産リストに登録されている。300人以上の担ぎ手により全長は67メートルも続くパフォーマンス。薄扶林村で行われる火龍の儀式も知られているが、よりローカル感が強く、舞火龍が街を走り抜けた後に、最後は龍が海へ投げ込まれる。

 以前は子どもたちが紙でランタンを作って飾ることを教えられてきたが、今では街中にランタンショップがいくつも登場するため、購入して夜の公園へ行く。最近では、電子式で音楽が流れるタイプもあるが、伝統的な紙製のものを購入することが多い。元朗にはランタン・ストリート「燈籠街」が登場しているが、これは大橋街市に登場する期間限定店で、ウサギや金魚から果物まで色とりどりのランタンを販売する。今年は恐竜のランタンなども用意した。29日までの8時~20時ごろに臨時で営業する。

 大埔(タイポー)にあるレイクハウスでは10月2日まで、同施設の緑芝生に高さ10メートルの巨大な月と白ウサギのオブジェを飾っている。月明かりの下、水上ランタンやスカイランタンに願い事を書いて、インスタ映えする写真を撮影することもできる。時間は18時30分~23時。50香港ドルの入場料が必要。

 中秋節最大ハイライトは、香港各所に登場する大型ランタンの装飾。香港文化センターでは、「The Moon Machine」と題したインタラクティブな照明インスタレーションを展開し、リズム、メロディー、歓声に合わせて動き、変化する。10月8日まで。公立公園では「Urban Mid-Autumn Lantern Carnival」と題した装飾を展開する。最大規模の装飾となるビクトリア・パークでは、旧暦の二十四節気をテーマにしたランタンを装飾するほか、特設のバンブーシアターを組み、広東オペラやファイアドラゴンダンスなどのイベントも開く。ほかにも、沙田公園(Sha Tin Park)では、ウサギなどの動物の形をしたランタンの数々を装飾し、屯門公園(Tuen Mun Park)では、蓮池を囲む花やチョウのランタンの温かな光が放たれている。10月2日までの18時30分~23時、点灯したランタンが夜風にたなびく。

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