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香港も「国慶節」迎える 花火も大規模化、 5年ぶりに打ち上げ

5年ぶりの国慶節の花火が打ち上げられた香港

5年ぶりの国慶節の花火が打ち上げられた香港

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 中国の建国記念日に当たる国慶節を迎え、10月1日、香港でも祝賀式典、催しが各地で開催され、ビクトリアハーバーでは5年ぶりに花火が打ち上げられた。今年で74周年となる。花火大会の主催は香港政府の文化體育及旅遊局で、21時から23分間、間髪入れずに色鮮やかな花火が夜空を彩った。

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 18時15分以降、尖沙咀、西九龍、中環、銅鑼湾、北角などのハーバー沿いの道路に人が多く集まったため、予定より早く段階的に通行止めを開始。20時までには海岸に多くの人が集まり、打ち上げ開始の時間を待った。花火のベストスポットとして尖沙咀側から香港島のビル群を臨む景色が人気だが、香港島でも中環から灣仔周辺の海沿いも「お勧めエリア」として案内されていた。沿道の見物客は43万人に上ったという。

 打ち上げ花火の総予算は約1,800万香港ドル(約3億4,000万円)で、3万1888発の花火を用意し、多くの市民がビクトリア・ハーバー沿いで鑑賞した。5年前の花火大会の予算は1,000万香港ドルであったことからしても、スケールを拡大したことがうかがえる。

 午前中に開かれた国慶節祝賀式典では、李家超(ジョン・リー)行政長官が、「この1年、香港はパンデミックから脱却し、経済も徐々に改善している。今年上半期の民間消費支出は前年同期比10.5%増加し、サービス輸出は約20%の著しい伸びを示した。今年1~8月の小売総売上高は20%近く増加し、1~9月の観光客数は2300万人を超え、最新の失業率は2.8%まで低下した」とした上で、現在展開中の「ナイト・バイブス香港」キャンペーンにも触れた。「このキャンペーンの目玉は、5年ぶりにビクトリア・ハーバー上空を彩る国慶節花火大会が復活すること」とし、「祝日の香港をよりにぎやかで華やかなものにするため、政府は率先して一連の祝賀行事や特別キャンペーンを展開している。」と加えた。

 花火のテーマは「建国記念日を祝う企業と明るい都市が集い、街を輝かせる」とし、花火は定刻の21時に打ち上げられ、8幕に分かれた内容で展開。ハート型、星型、スマイル型の花火などが多く登場したプログラム構成で、第1幕は「建国記念日を祝う花火」で、幸福を象徴する赤いハート、生命と期待を花言葉とするボタンがショーの始まりに打ち上げられた。

 第2幕は「Hello HK、Happy HK」。香港を象徴する花「バウヒニア」、加えて「スマイル」が、家族が香港にいて、未来への憧れに満ちていることを示し、香港のカラフルな夜を反映している。第3幕は、杭州アジア競技大会に連動したもので、「全力で、共に成功を創り出す」 をテーマとし、3つのシーンでは、金、銀、オレンジの花火が競技場で目標に向かって努力するアスリートたちの輝きを象徴したものに仕上げた。

 第4幕「United World, Make Progress Together」では色とりどりの円環花火が世界を広く見て力を合わせようと励ましたもので、第5幕「Dare to Dream, Live a Wonderful Life」では色とりどりのアジサイ花火が打ち上げられた。

 第6幕「中国に根ざし、共に歩む」では、多様性を強調するために「赤い五芒星」を表示し、中国文明の統一、団結を象徴した内容とし、第7幕「積極的な革新、無限の可能性」では、「花火は泳ぐ星のような形をして常に変化し、活力に満ちており、無限の可能性を表した」という。 第8幕「国家の繁栄、香港への恩恵」では「しだれ柳」とも呼ばれ、金色の光の尾がゆっくりと垂れて落ちてくるのが特徴的な花火「大錦王冠」とシュロチク「錦棕櫚」のデザインがあり、ラスト28秒は全ての大口径の花火の連発で幕を閉じた。

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