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香港航空、熊本に就航 7年ぶりの復活、北部・中部九州をつなぐ

初便の搭乗ゲートには関係者が集まり、就航を祝った

初便の搭乗ゲートには関係者が集まり、就航を祝った

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 香港航空が12月2日、香港国際空港と阿蘇くまもと空港を結ぶ定期路線を就航させた。2015年に熊本-香港線を就航させたが、2016年4月の熊本地震で運休していた。今回、7年ぶりの復活となる。

熊本空港、歓迎の放水セレモニーの様子

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 香港航空としては日本に7番目の空港で週3便のフライトとなる。新型コロナウイルスが2023年5月に5類に分類されて以降、香港と日本を結ぶ路線は徐々に拡大する傾向にあり、香港と熊本や九州の往来がより活発になる。

 香港人にとって日本は人気の高い渡航先で、コロナ禍前の2019年は人口の約3分の1に当たる年間229万人が日本を訪れた。アフターコロナになり海外からの渡航も順調に増加しているが、日本政府観光局(JNTO)が11月15日に発表した訪日外客数によると、10月に日本を訪れた香港人は2019年10月と比べると0.7%減の17万9300人と、ほぼコロナ前の水準に戻っている。観光庁が10月18日に発表した2023年7-9月期の「訪日外国人消費動向調査」によると、香港人の1人当たりの旅行支出は2019年比で52.3%増の23万4,000円を記録し、大きく伸びている。

 香港航空の日本へのフライトは、成田、関空、新千歳、中部、福岡などに就航しており、熊本は7都市目。日本路線はキャセイパシフィック航空や香港エクスプレスと同様に同航空にとってのドル箱路線となっている。

 熊本は世界最大級のカルデラである阿蘇山を県内に抱えており、大観峰、中岳火口、通潤橋、各地に点在する温泉など、阿蘇周辺だけでも十分楽しめる観光地と言える。熊本城も2016年に発生した大地震で大きな被害を受けたが、天守閣は2021年に復旧した。食では、からし蓮根など地元の郷土料理もあるが、香港や中国で知られている味千ラーメンは熊本が発祥だ。

 香港航空の張有強主席はあいさつで、「再び熊本に歓迎されて非常にうれしい。熊本は福岡に次ぐ九州地区において2つ目の就航都市。福岡には毎日就航しており、熊本便と組み合わせること九州の北部と中部を結びつけ、旅行について多様な選択肢を提供できれば。今後も、日本各地の自治体、各空港、ビジネスパートナーとの関係をより強化して、さらなる日本便を開設したい」を意欲を見せた。

 機材はエアバスA320を投入。フライトスケジュールは火曜・木曜・土曜で、香港(HX686便)は11時40分発、熊本15時40着。熊本発(HK687便)は16時40分発、香港19時45分着。

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