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香港政府、2025年公休日発表 旧正月に期待、イースターは週末重なる

2025年、香港の公休日

2025年、香港の公休日

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 香港政府は5月3日、2025年の公休日を発表した。

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 香港では、旧正月、クリスマス、釈迦(しゃか)誕生の日やイースターが公休日になるなど国際都市ならでは特色がある一方で、本土と比べるとその分大型連休が少なくなっている。そのため、香港の各メディアでは、「何日有給消化をすれば、連続何連休を取得できるか」についての関心に注目が集まる。これは香港市民の日常生活に「海外旅行」が組み込まれていることの表れで、コロナ後海外での宿泊日数が増える中、特に大型連休には数日を組み合わせて海外に長く滞在する人も多い。香港市民は通常の日曜が公休日とされており、ほかに、17日の追加公休日が予定される。土曜に当たる祝日には例年通り振り替え休日は設定していない。

 2025年は旧正月に長めの休暇を取ることができる可能性がある。旧正月は1月29日の農暦年初一で始まり31日までで、その後土曜・日曜が2月2日まで続くため、2日休暇を取得すれば、週末と合わせて9連休にすることができる。

 旧正月以外で効率よく連休取得が想定されるのは、5月頭の労働節と清明節のタイミングで、5月2日に有休を1日取得すると5連休にできる。2025年は、飛び石なども含めて4日有休を取得すると9連休になるタイミングが全部で5回あり、香港人にとって選択肢が多くなると予想される。逆に3連休が例年と比べると少ない。

 今年は桜の見頃が10日~半月ほど遅れた地域も多かったが、2025年は香港のイースター休暇が4月半ばであることから、青森などの北東北や北海道での開花での時期にぶつかることが想定される。北にチャンスがあるものの、香港人は桜の開花に合わせて当初の予定を変更、追加して行動を取ることもある。

 公休日は以下の通り。毎週日曜を基本とし、1月1日(正月元日)、1月29日(旧正月元日=農暦年初一)、同30日(旧正月2日=農暦年初二)、同31日(旧正月3日=農暦年初三)、4月4日(清明節)、同18日(キリスト受難日=耶●受難節)、同19日(キリスト受難日翌日=耶●受難節翌日)、同20日(キリスト復活節)、同21日(キリスト復活節翌日)、5月1日(メーデー=勞動節)、同5日(仏誕節)、5月31日(端午節)、7月1日(特区成立記念日=香港特別行政區成立紀念日)、10月1日(国慶節=國慶日)、同7日(中秋節翌日)、同29日(重陽節)、12月25日(クリスマス=聖誕節)、同26日(クリスマス翌日ボクシングデー=聖誕節翌日)。

 ●は魚へんに禾。

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