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「香港ブックフェア」開幕 日本も地方や万博をアピール

ジャパンパビリオンには多くの日本の自治体も参加

ジャパンパビリオンには多くの日本の自治体も参加

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 「第34回HKTDC香港ブックフェア」が7月17日、香港コンベンション&エキシビションセンター(HKCEC)で開幕した。香港スポーツ&レジャー・エキスポ、HKTDCワールド・オブ・スナックと並行して開催し、合わせて約760社が出展する。

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 ブックフェアは今回も「Reading the World(世界を読む)」をキャッチフレーズに掲げ、「映画・テレビ文学」を今年のテーマに選んだ。8つのセミナーシリーズではほかに、「著名作家」「英語と国際的な読書」「知識の世界」「子どもと青少年の読書」「香港の文化と歴史」「ライフスタイルと自己啓発」「精神的成長」を取り上げ、中国の重鎮作家や世界の著名作家を招く。「アート&カルチャーの世界」では、世界中から展示品が集まり、来場者が特定のキーワードを入力すると名作映画のさまざまなシーンが生成されるインタラクティブなAIインスタレーションも登場する。18日には「第1回IPラウンドテーブル」を開催。国際的な出版業界と著作権業界の代表者を招き、AIの急速な発展が知的財産権の商業化にもたらす課題とチャンスについて議論する。

 ジャパンパビリオンが出展するスポーツ・レジャーエキスポには、オリンピック開催を前に、会場にモザイクフォトウオールを設け、香港選手団を応援する来場者の写真を集めた。スポーツハブゾーン(5C-D02)では、親子ジップラインなどのアクティビティーも新たに加わった。同フロアの「World of Snacks」コーナーでは1200種類以上のスナックを取りそろえ、定番の味からヘルシーなものまで、世界の味覚を紹介している。

 ジャパンパビリオンには18の自治体や企業が出展。日本政府観光局(JNTO)は、日本各地の食の魅力にフォーカスし、パビリオンを率いる。今年は北海道勢も大型ブースを構え、アイヌ民族衣装体験を通じてアイヌ文化を紹介し、ウポポイへの送客も促す。万博ブースには定期的にみゃくみゃく君も登場する。

 在香港日本総領事館は東北・北関東などの関連のパンフレットやノベルティー配布を中心に行う。ほかにも領事館のステージとして、今年は「柔道」を選んだ。香港で活動を続ける柔道クラブ「講友館」のメンバーによるステージを20日11時30分から披露。柔道の歴史とその精神について簡単に説明したり、基本的な姿勢から受け身、足技、投げ技、寝技など、基本的な技術を披露したりするほか、実際に対戦も行う。

 開催時間は、17日~22日(1階・3階)=10時~22時、17日・18日(5階)=10時~21時、19日・20日(5階)=10時~22時、21日・22日=10時~21時、25日(全フロア)=9時~17時。入場料は、大人=30香港ドル、子ども=10香港ドル(小学生、身長1メートル20センチ以下)、3歳以下と65歳以上は無料。チケットはAlipay HKなどのEチケットのほか、セブン-イレブン、サークルKなどのコンビニエンスストアでも販売する。今月23日まで。

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