香港最大級のアニメ、漫画、ゲームの祭典「第25回香港動漫電玩節(ACGHK 2024)」が7月26日、湾仔のコンベンション&エキシビジョンセンターで開幕した。
期間中、142社以上が約650ブースを出展し、アニメ、漫画、ゲーム、玩具、コレクター商品が一堂に集まり、コスプレカーニバルやコスプレコンテスト、アニメソングのライブ演奏などのイベントを開く。限定フィギュアや最新ゲームを購入・体験できる機会を提供。コスプレコンテストには、日本など海外からの参加者も多く、優勝者には賞金6,000香港ドルを贈る。
ACGHKへは毎年中国、日本、韓国、台湾、欧米から、政府系機関や企業団体が新たなビジネス機会と可能性を求めて訪れる。日本のコミックマーケットとその同人文化に触発され、ACGHKは2014年、Creative Paradiseを同時開催するようになった。
今年は、香港公演を22日に終了したばかりのアバンギャルディ (avantgardey)がダンス・アンバサダーを務め、25周年の同イベントのために特別にダンスを創作した。
目玉として、7月29日、ホロライブの人気Vチューバー、桃鈴ねねをさんをメインステージに招き、ファンと交流する機会も設ける。香港で活躍した小説家、黄易(ホアン・イー)さんの名作「覆雨翻雲」のコミック版が初めて披露されることにも注目が集まる。
アートフィギュアの展示や限定版アイテム販売する「潮巨匠藝術玩具展」ゾーンでは、日本、中国、フランス、韓国、マレーシア、タイなどから33人のフィギュアデザイナーが集結し、ファンと交流するほかコレクターカードへのサインなど予定する。
今年は、世界各国からコスプレイヤーを招き、メインステージでパフォーマンスを披露するイベント「亞太區 Cosplay 嘉年華(アジア太平洋地区コスプレカーニバル)」も7月30日16時15分から開催。今年は、スペイン人のコスプレイヤーである「クロウ」「エレ」、タイのスターコスプレイヤー「THAMES(テームズ)」「JasperZ」のほか、台湾、韓国からもコスプレイヤーを招く。ステージには、韓国のコスプレグループ「Cosis」、日本からは「宮本彩希」が参加の予定。
今年から新たな制限を設け、コスプレイヤーは20香港ドルの登録料が必要で、かつ1日2500人までの入場制限を設けた。撮影者は80香港ドルでパスを購入する必要があり、1日300人までの入場制限もある。
チケットは公式アプリのほか、セブン-イレブンとサークルKなどのコンビニで販売。価格は、大人(12歳以上)=42香港ドル。子供(3~11歳)=20香港ドルで、大人の同伴を条件とする。ファストパス付きチケットなども販売する。
開催時間は10時~21時(最終日は20時まで)。今月30日まで。