北角にあるハイアットセントリック・ヴィクトリアハーバー香港に8月1日、台北のミルクティーブランド「SOMA Tea & Mocktail」が初登場した。ホテル内の「The Farmhouse Deli(ザ・ファームハウス・デリ)」(2/F (West Tower), 1 North Point Estate Lane, North Point)でポップアップ店として、限定メニューを提供する。
ポップアップショップのために来港したSOMAの創業者 羅念祖CEO
2013年に台湾で設立されたSOMAは、台湾オリジナルのミルクティーブランドの一つ。2019年の台湾ミルクティーフェスティバルでのブラインドテイストテストでは、「台湾ナンバーワンのミルクティー」にも選ばれている。台北では「おしゃれカフェ」として知られ、台湾茶と紅茶の組み合わせなど、さまざまなドリンクを提供している。現在、米ロサンゼルスなどにも展開している
今回のポップアップは香港側からの提案で実現したもので、同ホテルのスタッフが台北の店を訪れ、直接交渉したという。オープンに合わせ来港したSOMAの創業者である羅念祖CEOは「われわれのドリンクを飲む台北の人の中には『香港式ミルクティーに近い』という人もいて、香港でも展開する機会があればと思っていた。香港から声がかかってありがたい」と話す。期間中は台湾のスタッフ1人が必ず常駐して提供。全てのドリンクにタピオカパールが入っているが、甘さや氷の量をカスタマイズしたり、オーツミルクに変更したりすることもできる。香港では4種類のメニューを用意した。
タピオカ入りオリジナルミルクティー「原味珍珠茶歐雷」(35香港ドル)は、スリランカ産、インド産、ケニア産の3種類の紅茶を独自にブレンドしたもので、「滑らかで香り高く、ベルベットのような後味」だといい、シグネチャードリンクに掲げる。
タピオカ入り黒ごまミルクティー「黒芝麻珍珠茶歐雷」(42香港ドル)は、「台湾産の黒ゴマが風味を引き立て、ナッツのような香ばしさが加わり、同ブランドのベストセラーミルクティーの一つになっている」という。
香港限定フレーバーとして、香港ではなじみのある、コーヒーと紅茶を混ぜた「鴛鴦茶」(45香港ドル)も用意。シグネチャーティーをベースに、もともと提供しているハイアットブレンドコーヒーとミックスして提供する。
タピオカ入りVSOPミルクティー「VSOP 珍珠茶歐雷」(78香港ドル)も登場。ブランデーを利かせたバブルティーは「紅茶の香りとコニャックのオークやバニラの香りが滑らかに溶け合うドリンクとして用意した」という。
全てのドリンクメニューには10%のサービス料と、ゼロ・フードプリント・アジアに協力するための1%の追加料金が加算される。
提供時間は11時~20時。9月18日まで 。