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香港・啓徳体育園横に新ホテル、「Dorsett Kai Tak」開業

「香港啓徳帝盛酒店(Dorsett Kai Tak)」が9月26日、啓徳体育園(Kai Tak Sports Park)そばに開業した。

「香港啓徳帝盛酒店(Dorsett Kai Tak)」が9月26日、啓徳体育園(Kai Tak Sports Park)そばに開業した。

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 「香港啓徳帝盛酒店(Dorsett Kai Tak)」(Shing Kai Road, Kai Tak, Hong Kong)が9月26日、啓徳体育園(Kai Tak Sports Park)そばに開業した。経営はドーセット・ホスピタリティー・インターナショナル。

ペット同伴も可能な屋外バルコニー付きルームも

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 同社は香港に本社を置くホテルグループで、香港のほか、中国本土や東南アジア、オーストラリア、イギリスなど、世界各地で54のホテルを展開している。香港での「Dorsett」ブランドの開業は5軒目。9月には、日本のホテルグループ、アゴーラホスピタリティーズと提携し、2025年春に大阪・堺にホテルを新規オープンすることも発表した。

 旧啓徳空港跡地では大規模な再開発が進められており、巨大客船が停泊できるフェリーターミナル、公園、商業施設などが既にオープンし、マンションの一部も供用が始まっている。再開発の中心となる啓徳体育園は、大型スポーツ施設や公園、ショッピングモールなどから成る総合スポーツゾーンで、2025年3月にオープン予定。同ホテルは、最大5万人を収容できる全天候型のメインスタジアムに隣接している。

 フェリーターミナルにも近く、ビクトリアハーバーを望む場所に位置することから、内装は「優雅で落ち着いた雰囲気のクルーズ船やスーパーヨットにインスピレーションを得たラグジュアリーなデザインにした」という。部屋数は373室で、レジャーやビジネスなど多様な用途を想定した客室を用意。スイートルーム(40室)、ペット同伴も可能な屋外バルコニー付きルーム(21室)のほか、トリプルルーム、クワッドルーム、コネクティングなどのオプションもそろえる。

 最上位の部屋として、「プレジデンシャル・ハーバービュー・プール・スイート」「ガーデン・ペントハウス・ハーバービュー・2ベッドルーム・スイート」のスイートルーム2室を用意。「プレジデンシャル・ハーバー・ビュー・プール・スイート」には10メートルのプライベートプールを備える。

 フィットネスセンターや、2倍の天井高で着席最大250人まで収容可能なグランドボールルームも完備しているほか、ハーバービューの屋外インフィニティープールもある。

 環境への配慮にも積極的に取り組み、グリーンビルディング(環境に配慮した建築物)として、香港グリーンビルディング協会(HKGBC)からBEAMS Plus GOLDの認証を取得した。設計に30%以上の緑を取り入れたほか、エネルギー消費量を削減するため、従来よりも冷却効率の良い中央海水冷却システムを使用。駐車スペースの約40%に電気自動車の充電器を備える。

 飲食施設は、屋外ガーデンと 4 つの個室を備えるスペイン風四川料理レストラン「七滋八味(Siete Ocho)」(11月中旬オープン予定)と、香港初出店となるロンドンで人気のルーフトップバー「Jin Bo Law」の2店舗を設けた。

 同社グローバルマーケット部高級副総裁の陳小芳さんは「啓徳体育園と協力してイベントなども開催していくことで、このエリアをさらに盛り上げていきたい」と意気込む。

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