スペインのサン・セバスチャンのミシュラン2つ星である「Amelia」が初の海外店として香港で展開する「melia by Paulo Airaudo」(Shop OTG63, G/F, Ocean Terminal, Harbour City, Tsim Sha Tsui, Hong Kong TEL:3705 1983)が10月24日、人気の「Unlimited Deluxe Feast Menu」のグレードアップを発表した。6月にスタートした食べ放題で「海鮮の要素を強めて」グレードアップしたという。
ミシュランの星を獲得したシェフ、パウロ・アイラウド(Paulo Airaudo)シェフによる香港初の同レストラン。スペインで経営する有名レストラン「Amelia by Paulo Airaudo」の海外1号店でもある。ヨーロッパで最も高く評価されている実力派シェフで、同店のメニューデザインに加え、2022年には新しいスタイルのイタリアンファインダイニング「Noi」をフォーシーズンズ・ホテル香港にオープンした。モダンなイタリア料理は、オープンから1年でミシュランの1つ星を獲得し、2024年には香港とマカオのミシュランガイドで2つ星を獲得している。
この秋冬に向けてバージョンアップした「120-Minute Unlimited Michelin-Starred Feast」の「Basic」(498香港ドル)では 、2時間の食事で14種類の前菜が食べ放題になる。食べ放題ながら、パウロシェフはビュッフェスタイルは望まず、全ての料理は注文後にウエーターがテーブルまで運ぶ通常のレストランのスタイルを維持する。
14種類の中には、日替わりシーフードチャウダー、パルマ産生ハム、ムール貝とアサリの白ワインソース、カクテルシュリンプなどを用意。メインディッシュは、ビーフバーガー、アメリカ産のアンガスプライムサーロイン、イベリコ豚のポークラック、あさりの白ワイン煮、旬魚のローストやイタリアンジェラートなどを用意した。28香港ドル追加でノンアルコールドリンクを飲み放題にアップグレードできる。メインディッシュは、シェフ特製手作りA4和牛バーガーステーキ、US産アンガス牛プライムストリップロインステーキ、US産アンガス牛プライムストリップロインステーキなど5品を用意した。
このメニューをベースに、さらに「Premium」(598香港ドル)と「Prime」(698香港ドル)メニューへアップグレードできる。主なメニューは、フォアグラのバルサミコクリームソース、車エビの炭火焼き、子豚のスペイン風ロースト、子豚のスペイン風ローストなどが追加され、メインが異なる。Premiumでは、 A4宮崎和牛の肩ロース、A4宮崎和牛のショートリブなどが含まれ、PrimeになるとA5鹿児島や仙台和牛も注文できる。加えて、2つのカテゴリーは158香港ドル追加で、北海道釧路の東側、仙鳳趾(せんぽうし)産の生ガキも選択できる。
「アラスカ産タラバガニの脚」は「独特の甘みがあり、同店では未加工のジャンボ・キング・カニ足のみを使う」という。「高級食材の自然な甘みとジュメイン州ロブスターテールの炭火焼きは、栄養豊富な澄んだ海で育った甘くてジューシーなロブスター」と紹介する。
これらの海鮮は、スペインから輸入したジョスパー・チャコール・オーブンで炭火焼きにする。調理にはスペインから輸入した広葉樹の炭を使用。オーブンは300℃以上の高温に達し、「柔らかさを閉じ込めスモーキーさも出すことができる」という。
本家のあるサン・セバスティアンは、いわゆるバスク地方の北部に当たる。バスク風焦がしチーズケーキ発祥の地として知られるが、同店でも用意。PremiumとPrime注文客は、特製ティラミスを大きなスプーンですくって皿に盛りつける。
営業時間は17時30分~22時(土曜・日曜・祝日12時~15時はランチも営業)。