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シルク・ドゥ・ソレイユ、7年ぶりの香港公演 アジアツアーの開幕地として

シルク・ドゥ・ソレイユが5月21日より、セントラル・ハーバーフロントで「KOOZA」の公演を開始

シルク・ドゥ・ソレイユが5月21日より、セントラル・ハーバーフロントで「KOOZA」の公演を開始

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 世界的なエンターテインメント集団であるシルク・ドゥ・ソレイユが5月21日、セントラル・ハーバーフロントで人気演目「KOOZA(クーザ)」の公演を始める。シルク・ドゥ・ソレイユは今後アジアツアーを予定しており、その開幕地として香港を選んだ。香港での公演は2018年以来7年ぶり。

足技によるダイナミックなジャグリングや宙返りなどを特徴とする「イカリアン・ゲーム・デュオ」

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 KOOZAは、主人公である無邪気な少年イノセントが自分の居場所を探し求める旅物語。サーカスの原点へと回帰する高度で大胆なアクロバット、陽気なピエロ、華やかな衣装、色鮮やかな舞台美術、迫力ある生演奏などが融合したパフォーマンスが特徴。

 初演は2007年で、これまでに5大陸23カ国70都市以上で5000回以上の公演を行い、800万人近くの観客を魅了してきた。今回香港で披露するのは、新たな演出要素、新たなアーティストで2022年に刷新し、登場キャラクターやアクロバットが「パワーアップした」KOOZAとなる。

 新しい演出には、女性ソロパフォーマーが天井からつるされた布を使って華麗に舞う「エアリアル・シルク」、足技によるダイナミックなジャグリングや宙返りなどを特徴とする「イカリアン・ゲーム・デュオ」、世界チャンピオンを擁して行われる中国こまを用いたジャグリング芸「ディアボロ」など、香港では初披露となる演出も含まれる。公演時間はおよそ2時間で、観客との新たな相互コミュニケーションも随所に盛り込む。

 シルク・ドゥ・ソレイユの公演は香港に経済効果ももたらす。公演期間中、150人以上のクルーが香港に来訪し、200便以上のフライトを利用すること、8000泊以上ホテルに滞在することのほか、50社以上の地元企業、ベンダー、スポンサーが関与し800人以上の雇用機会創出を予定している。機材レンタル、宿泊、ケータリング、会場建設、現地交通、マーケティング、税金、許可取得といった直接的な運営費に加え、現地サプライヤーとの提携や雇用創出といった間接的な効果も含め、KOOZAの香港公演は推定1億2,000万香港ドルの社会経済価値を生み出すと予測されている。

 21日の公演開始に向けて、5月頭には80人近くのクルーや70人近くの地元の舞台スタッフなどがセントラル・ハーバーフロントに集結し、講演会場となる高さ19メートル直径51メートルの巨大なテントを設営した。

 シルク・ドゥ・ソレイユのチーフ・ショー・オペレーション・オフィサーであるダンカン・フィッシャー(Duncan Fisher)さんは「シルク・ドゥ・ソレイユが香港で初めてショーを行ったのは 1996年のことで、ビクトリア・パークを彩り、香港の皆さんと喜びと魔法を分かち合うことができた。それ以来、私たちのショーはこの美しい都市を4回訪れ、その度に私たちはこの素晴らしい都市の活気に満ちたユニークなエネルギーを感じてきた。香港には、KOOZA のような大規模イベントを開催するのに最適な要素が全てそろっており、シルク・ドゥ・ソレイユの公演を香港の観客の皆さまに届けられる機会を、これからもずっと楽しみにしている」と話す。

 チケットは450香港ドル~1,998香港ドルの7種類を発売。公演は6月22日まで。

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