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ビブグルマンの鶏白湯ラーメン「銀座 篝」、香港進出 尖沙咀に1号店

香港に初出店したラーメン店「銀座 篝(かがり)」の「鶏白湯 Special Soba」

香港に初出店したラーメン店「銀座 篝(かがり)」の「鶏白湯 Special Soba」

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 東京・銀座発祥のラーメン店「銀座 篝(かがり)」が5月7日、香港・尖沙咀駅直結のショッピングモール「K11 Art Mall」(B232, B2/F, K11 Art Mall, 18 Hanoi Road, Tsim Sha Tsui)に香港1号店をオープンした。

和食店のような雰囲気が店舗外にも伝わるオープンなカウンター席

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 同ブランドは、2013年に銀座の路地裏に構えた8席のみの店で始まった。高級すし店や和食店のような店構えと、濃厚な鶏白湯スープを特徴とするラーメンが話題を呼び、行列のできる人気店に。現在は、東京をはじめ関東・関西など国内店舗のほか、海外では台湾にも出店。ミシュランガイドの「ビブグルマン」に2年連続で選ばれたラーメン店としても知られ、国内店舗はインバウンド客の来店も多いという。

 香港の店は、現地企業がライセンス契約で経営する。日本の味をそのまま再現するため、多くの食材を日本から輸入し、現地スタッフも日本の店で研修を積んだという。

 白を基調に淡い色の木材を使い、落ち着いた和の雰囲気に仕上げた店内には、カウンターとテーブル席を合わせて約50席を用意。カウンターの中で、割烹(かっぽう)の職人のような白衣を着たスタッフが調理する様子が見えるような設計とし、コンセプトが店内外に伝わるよう演出する。

 看板メニューの「鶏白湯Soba」(98香港ドル)は、日本産鶏100%の鶏ガラと精肉をたっぷり使い、うんみを最大限に引き出したスープのベースに、数種類の天然塩と魚介などで仕立てた「塩のかえし」を合わせた、濃厚な鶏白湯スープが特徴。麺は、「スープとの相性を考えて開発した、滑らかなのど越しともちっとした食感が特徴」だという特注麺を使い、トッピングには、時間をかけて火を入れた鶏チャーシューと、「彩りや食感、香りのバランスを重視した」という野菜を載せる。トッピングの野菜は季節ごとに変化を加える。日本の店と同様、卓上には酢、コショウ、さんしょう、タマネギオイルの4種類の調味料を置き、味の変化を楽しめるようにした。

 一番人気は、鶏と豚のチャーシュー、味付け卵、野菜のトッピングを別皿で添えた「鶏白湯 Special Soba」(128香港ドル)。日本の一部店舗で提供しているメニューも取り入れる。

 しょうゆ風味の「鶏白湯醤油(しょうゆ)Soba」(98香港ドル)、トリュフペーストをのせた「鶏白湯トリュフSoba」(133香港ドル)、鶏白湯スープに抹茶を加えた「鶏白湯抹茶Soba」(118香港ドル)、しょうゆベースの特製ダレとオリーブオイルを絡めた汁なしの「まぜそば」(88香港ドル)などをメニューにラインアップしたほか、今後は季節メニューなどの投入も検討していくという。

 香港の店では「豚炙(あぶ)りチャーシューごはん」(38香港ドル)、「鶏チャーシューバターごはん トリュフ醤油かけ」(40香港ドル)などの丼物に加え、枝豆(20香港ドル)、焼き餃子(38香港ドル)などのサイドメニューも充実させた。

 現地運営企業の担当者は「香港での複数店舗の出店も視野に入れているが、ブランドの世界感を大切にしながら展開していきたい」と話す。

 営業時間は11時30分~22時。

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