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日本のチーズケーキ「Mr. CHEESECAKE」、香港に限定店

香港では初販売となる今シーズンの新商品「BASQUE CHEESECAKE Original」

香港では初販売となる今シーズンの新商品「BASQUE CHEESECAKE Original」

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 日本のチーズケーキブランド「Mr. CHEESECAKE」のポップアップショップが5月22日、中環のifcモールに登場した。香港でのポップアップストアは昨年のK11 MUSEA、パシフィックプレイスでの開催に引き続き2年連続となり、約3カ月間にわたって展開する。

田村シェフが香港で体験したミルクティーから着想を得た「Mr. CHEESECAKE Milk Tea」

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 日本での定番商品に加え、昨年のポップアップストアでも販売した香港限定フレーバーの「Mr. CHEESECAKE Matcha」「Mr. CHEESECAKE Milk Tea」(以上395香港ドル)などを展開する。

 「Mr. CHEESECAKE Milk Tea」は田村浩二シェフが香港で体験したミルクティーから着想を得たもの。田村シェフは「茶葉の選定と配合比率の調整にとても時間がかかった」と振り返る。「香港で飲んだミルクティーの特徴的な風味は何を使えば再現できるかを考え、風味だけではなく全体のバランス、味わいを高めるために何をすべきかを考えることに時間をかけた」と振り返る。最終的に、牛乳と相性の良いウバ茶と香りに特徴がある雲南紅茶を組み合わせ、香港人の味覚に合わせて甘さは控えめにした。

 今回は、今シーズン新発売の「BASQUE CHEESECAKE Original」(345香港ドル)も販売。同商品は、焦がしバター、バニラ、黒砂糖などの香り高い素材を組み合わせたもので、これらの素材を高温で焼き上げる。「クリームチーズ、ヨーグルト、練乳を加えることでクリーミーな風味をさらに引き立て、より滑らかな食感を実現している」という。ヨーグルトパウダーで油脂分の比率を上げることで、内側の生地が「より滑らかで口溶けの良い食感になる」とも。「型には熱伝導が良い金型を採用することで生地にしっかりと火が入り、中心の滑らかな部分と外側のしっかりとした食感のコントラストがより際立つ。食感や味わいを楽しんでほしい」と話す。

 田村シェフは日本とフランスの数々の有名店でキャリアを重ね、現在は「Mr. CHEESECAKE」のほか、複数の事業を手がける事業家として活動している。チーズケーキは小さい頃から大好きで、「母の思いの詰まったおいしい記憶をたどりながら、シェフとして培った感性で人生最高のチーズケーキを」という思いを込める。

 昨年K11 MUSEAで開催したポップアップストアがブランド初となる海外での開催だったが、出店期間を4カ月以上延長したり、多くの顧客から再出店を望む声が出たりするなど、香港の人々から高い支持を得た。

 田村シェフは「香港では、食にこだわりのある人、日本のスイーツに関心の高い人、日本のはやりものもよく知っている人が多いと感じる。今日の店頭でも、東京で4月に開店したばかりの『GINZA SIX』のフラッグシップストアに既に行ったと声をかけられた」と話す。「創業時から『トーキョーチーズケーキ』としてグローバルに展開したいと考えていたため、香港から海外進出がかなえられてとても光栄。香港への出店を皮切りに、他に国への展開も検討している」と話す。香港では常設店も視野に入れているという。

 営業時間は11時~20時。8月21日まで。

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