食べる

香港のリージェント、加藤峰子シェフのアフタヌーンティーを限定提供

リージェント香港の期間限定アフタヌーンティー「L'Alchemia dei Profumi」

リージェント香港の期間限定アフタヌーンティー「L'Alchemia dei Profumi」

  • 2

  •  

 2023年に営業を再開した香港の象徴的なホテル「リージェント香港」が6月11日、「アジア最高」を獲得したペストリーシェフ、加藤峰子さんが手がけたアフタヌーンティーの提供を始めた。

リージェント香港の期間限定アフタヌーンティーを監修する加藤シェフ

[広告]

 加藤さんは東京に生まれ、学生時代を海外で過ごし、大学卒業後、ヴォーグ・イタリアを経て製菓の世界に入った。イタリアのミシュラン星付きレストランで修業を積み、「自然への深い敬意、芸術的な表現、職人技によって形作られた独特の視点をペストリーにもたらすなど」で注目を集めてきた。

 現在は銀座「ファロ」のシェフパティシエを務める加藤さんが期間限定で展開するのは、「イタリアの繊細さと詩的な季節感を融合させた植物性のアフタヌーンティー」で、「リージェント香港が目指すサステイナビリティーとモダンラグジュアリーへの継続的なコミットメントを反映した植物性アフタヌーンティー」を完成させたという。「L'Alchemia dei Profumi(香水の錬金術)」と名付け、ビクトリアハーバーが目の前に広がるザ・ロビーラウンジで提供する。

 特別メニューは「自然をたたえる」ことから、可能な限りオーガニックで持続可能な食材を使う。地元香港で調達したもののほか、日本からは多くのハーブや花を、イタリアからはピスタチオやヘーゼルナッツなどを持ち込んだ。

 加藤さんの監修を元に、エグゼクティブ・ペストリー・シェフのアンディ・ヨン(Andy Yeung)シェフとセイボリー料理を担当するシェフのラジブ・チャウドリー(Rajiv Chowdhoory)シェフが形にして提供する。価格は、2人用=888香港ドル、1人用=488香港ドル。

 メニューでは、季節感も大切な要素であるため、ライチのほか、レモン、ユズなどのかんきつ類、香り高いハーブのセレクションなど、ピークを迎える食材を際立たせるようにと、2~3週間ごとに内容を刷新していく。

 リージェント香港は、「われわれは、サステイナビリティー、ゲストのウェルビーイング、個人や団体が地域社会や特定のコミュニティーと積極的に関わり、協力しながら問題解決や意思決定を行うプロセスであるコミュニティー・エンゲージメントを網羅した、責任あるホスピタリティーにおける100を超える厳格な基準を達成した。加藤シェフとのコラボレーションは、このビジョンの自然な延長であり、当ホテルの環境および社会的責任への取り組みを再確認すると同時に、香港のラグジュアリーを再定義する先進的な体験をお客さまに届けたい」とする。

 持ち帰り用の「苔(コケ)チョコケーキ(Koke Chocolate Cake)」(630香港ドル)も用意した。苔のテーマは加藤シェフを象徴するシリーズの一つで、森の静けさからインスパイアされたもの。この完全植物性のデザートには、ヴァローナ・マンジャリ64%のチョコレートムース、ピリッとしたカシスのゼリー、サクサクのアーモンドクランブルを層にした。チョコレート・ピスタチオ・シュトロイゼル、宇治抹茶、フレッシュハーブで仕上げ、「リッチさ、酸味、食感が調和している味わい」だという。

 提供は7月31日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース