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香港は中環でのカウントダウン、音楽と光の演出で2026年を華やかに迎える

今年は中環のビル群を中心に展開されたカウントダウン

今年は中環のビル群を中心に展開されたカウントダウン

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 香港政府観光局(HKTB)が主催する年末年始のカウントダウンイベントが12月31日から1月1日にかけて開催された。例年はビクトリアハーバーを舞台に花火と光のショーを展開してきた香港だが、今年は昨年12月の新界・大埔のマンション「宏福苑」での大規模火災が起きたことを受け、同局は恒例の年越しカウントダウン花火ショーを中止し、代わりのイベントとして、都市の中心部で、ビル群を舞台にした「街中型カウントダウン」へと大きく舵を切った。

新年を祝う中環のビル群

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 香港天文台は1日朝より寒冷前線が南下し、元旦の夜は曇りがちで北風が強まり、市内の気温は約16度、新界地区ではさらに2~3度低い見込みと予測していたが、実際に中環の会場周辺も冷たい風が吹き、参加者は厚手のコートやマフラー姿が目立った。香港地下鉄MTRは主要路線を24時間運行の終夜運転とし、バス各社も主要幹線の深夜バス(N線)を増便させた。

 中環の中心的な道であるチャーターロード(遮打道)を歩行者天国にした初の試みとなった「香港跨年倒數(Hong Kong New Year Countdown)」は、ライブ音楽と光の演出を融合させ新しい形式で2026年の幕開けを祝った。カウントダウン式典には、香港特別行政区行政長官の李家超行政長官、文化体育及旅遊局の羅淑佩局長、HKTBの林建岳主席が共同で登壇。イベントには市民や観光客が多数集まった。会場には80年代を中心に世界的に人気を博したオーストラリア出身のデュオ「Air Supply」が来港し、香港のポップシーンを代表する馮允謙(Jay Fung)さん、雲浩影(Cloud Wan)さんらが出演し、冷え込みの中でも観客は音楽とカウントダウンの瞬間を楽しんだ。

 カウントダウンの瞬間には、中環の8つのランドマークが巨大なカウントダウン時計としてライトアップされ、3分間の光のショーを展開。例年通り香港政府観光局のウェブや地上波でも生中継が組まれ、チャーターガーデン(遮打花園)とエディンバラプレイス(愛丁堡広場)にも大型スクリーンが設置された。尖沙咀の香港文化中心では外壁に映像が投影されたり、灣仔の香港會議展覽中心のガラス外壁にも巨大カウントダウン時計が表示されるなど、香港島から九龍まで街全体で新年を迎えるために数字を呼ぶ声が響き渡り、香港での新年の瞬間を共有した。

 冷たい北風が吹く中でも、参加者はスマートフォンで光のショーを撮影し、2026年の始まりを記録に残していた人の姿も多かった。香港政府観光局も今回のカウントダウンを、観光回復と都市ブランド強化に向けた取り組みの一環と位置づけており、今年も香港の文化資源を活用したイベントを展開していく方針だ。

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