日本の手作りハンバーグ専門店「山本のハンバーグ」(Shop F23, 1/F, PopCorn 1, 9 Tong Yin St, Tseung Kwan O)が2月10日、將軍澳駅直結のショッピングモール「PopCorn 1」にオープンした。2024年に香港へ進出した「挽(ひき)肉と米」の姉妹ブランドで、香港では同ブランドと同じくLHGroupが運営する。
「山本のハンバーグ」は2005年に東京で創業し、現在は日本国内で約20店舗を展開する。同ブランドを展開する俺カンパニー社長の山本昇平さんは、「母の味を原点に、安全で信頼できる食材を使い、手作りの温もりを大切にする」ことを理念に掲げ、日本の家庭料理としてのハンバーグを提供してきたという。
海外展開を前提に設計された「挽肉と米」とは異なり、「山本のハンバーグ」はもともと日本人向け業態として展開してきたが、現地からのオファーを受け、香港進出に至った。同ブランドは現在台湾にも店を構えるが、山本さんは「台湾出店当時は現地でまだハンバーグの認知度が低く、市場形成に時間がかかった」と振り返る。一方、「挽肉と米」の進出以降、香港でもハンバーグ専門店が増え、料理としての認知が広がっていることから、出店に踏み切ったと話す。
店舗面積は約1700平方フィートで、60席以上を設ける。木材を基調とした内装と柔らかな照明を組み合わせ、家庭的な雰囲気を演出するという。
ハンバーグにはオーストラリア産ブラックアンガス牛とスペイン産豚を使い、独自の「黄金比率」で配合。店内で毎日ひき、注文ごとに成形して焼き上げ、「外側は香ばしく、中はふっくらとジューシーな食感に仕上げる」という。
主力メニュー「山本漢堡(山本のハンバーグ)」(118香港ドル)は、ゴルゴンゾーラとキノコのクリームソースを包み込んだパティに、みその風味を加えた特製デミグラスソースとチーズを合わせ、鉄鍋で提供する。ハンバーグメニューは定食スタイルで、日本産の白米(おかわり自由)とみそ汁が付く。日本同様、着席時には自家製の野菜・果物ジュースも提供する。
他に、「香辣明太子漢堡(スパイシー明太子ハンバーグ)」(98香港ドル)、「蘿蔔泥柚子醋漢堡(大根おろしポン酢ハンバーグ)」(88香港ドル)などもそろえるほか、香港独自メニューとしてパスタも導入。「紫蘇青醤意粉(紫蘇ジェノベーゼスパゲティ)」(95香港ドル)、「明太子忌廉意粉(明太子クリームスパゲティ)」(118香港ドル)などを展開する。
香港店は朝8時から営業し、現地チームと共に開発した「鶏肉湯意粉(チキンスープスパゲティ)」(42香港ドル)や「漢堡●三文治(ハンバーグサンドイッチ)」(48香港ドル)などの「早餐(モーニング)」メニューも提供する。
山本さんは「それぞれの街に長くなじむ店にすることが、この業態のコンセプト」と話し、「ローカル客の声を取り入れながら進化し、長く愛される店づくりをしていきたい」と話す。「すしや天ぷらといった伝統的な日本食だけでなく、日本人が日常的に食べている洋食も香港の食卓の選択肢の一つになればうれしい」とも。
営業時間は8時~22時。
●=手へんに八。