香港でも2月17日、旧正月初日を迎え、各所で旧正月の催しものが展開されているが、香港を代表するホテル「ザ・ペニンシュラ香港」では毎年恒例の旧正月を祝うセレモニーに続き、ドラゴンダンスやライオン(獅子舞)ダンスのパフォーマンスで幕を開けた。旧正月の香港は旅行に出かける人たちもいるものの、多くの住民は香港で過ごし、家族と時間を共にしている。同時に、中国本土をはじめ同じ旧暦の休暇があるアジア各地から観光客が訪れてにぎわい、寺院での開運祈願、初競馬など、活気に満ちた多彩なイベントが繰り広げられる。
大みそかの2月16日夜から17日にかけて多くの人が嗇色園黄大仙祠を訪れ、年明けの0時には、毎年恒例の香港版「開門神事福男選び」である「黄大仙祠上頭●香」で新年が幕を開けた。
今日17日夜の20時~は「キャセイ旧正月インターナショナル・ナイト・パレード」が開催され、日本でも21時より衛星放送でライブ配信される。「BEST FORTUNE. WORLD PARTY」をテーマに午(うま)年の幕開けを祝い、街を彩るフロート(山車)と世界中から集まったパフォーマンスグループが尖沙咀を練り歩く。パレードは20時、香港文化中心(香港文化センター)の広場を出発し、広東道(カントン・ロード)、海防道(ハイフォン・ロード)、彌敦道(ネイザン・ロード)を経由してシェラトン香港ホテル&タワーズに到着する。18時からは15 組の地元パフォーマンスチームによる獅子舞(ライオンダンス)・龍舞(ドラゴンダンス)、ダブルダッチ、ストリートダンス、マジックが披露され、会場の雰囲気を盛り上げる。今年のパレードには、11の参加団体から12台のフロート(山車)が登場する。
キャセイパシフィック航空は創立80周年を記念し、クラシックな航空機を表現した。香港ジョッキークラブ は27年連続参加。香港ディズニーランド・リゾートは、開業20周年を記念し、ディズニーフレンズやダンサーが登場するほか、香港オーシャンパーク も新年の衣装を身にまとったパンダ・フレンズが公式キャラクターとして登場する。マクドナルド香港は初登場で、創立50周年を記念し、1980年代の店舗デザインをモチーフにしたクラシックな列車のフロートを披露。ほかにも、LABUBU やMolly といった人気キャラクターが一堂に会し、香港のクリエーティブカルチャーを表現する。今年は、中国本土、イタリア、フランス、スペイン、アメリカ、カナダ、オーストラリア、トルコ、フィリピン、インド、エジプトなど、さまざまな国や地域から16 のパフォーマンスチームがパレードに参加する。
旧正月2日目の18日、20時からは花火の打ち上げを予定。昨年末の香港のマンション大火災により1月1日のカウントダウン花火は見送られたが、旧正月は復活することになった。ビクトリア・ハーバー上空で約23分間にわたり、計3万1888発の花火が打ち上げられる。全8幕構成で、午年を象徴する演出を盛り込んだ。最初の幕開けは、名馬が駆け出すような高密度の花火でスタート。続いて、「8」の字や貨幣「金元宝」の花火が登場し、財運や繁栄を祈願する。その後、星のような花火が平和の馬を象徴し、「吉」字の花火で香港への祝福。最終幕では大規模な錦冠花火と連続花火で締めくくる。花火には照明演出も加わり、尖沙咀、半山、中環、湾仔、銅鑼湾、紅●などから観覧できる。香港電台4チャンネルでは花火に合わせた音楽を同時放送し、視聴体験を高める。
2月17日~3月3日に大埔(タイポー)の林村(ラムチュン)で開催される「香港許願節」では、祈願体験を味わうこともできる。参拝者は願い事を書いた紙をミカンに結び付け、願いの木に投げる。木に引っかかると願いがかなうといわれる。
旧正月後も香港では各地で祝祭のイベントが続き、香港ディズニーランド・リゾートでは「Magical Year After Year」をテーマに3月31日まで、タウンスクエアの中央には「トイ・ストーリー」に登場するブルズアイをあしらったミッキー型の赤いランタンを設置する。グーフィーは「福の神」の衣装を身にまとい、旧正月のコスチュームを着たミッキー&フレンズと共に来場者を歓迎。ダッフィー&フレンズも旧正月の衣装を着用するという。
香港オーシャンパークでは、活気ある龍舞(ドラゴンダンス)や獅子舞(ライオンダンス)の旧正月パフォーマンスや旧正月やパンダをテーマにした装飾のほか、3月下旬までサンリオのキャラクターが登場する特別企画「Marine Wonders」も開催。ハローキティ、シナモロール、マイメロディ、クロミ、ポムポムプリン、ハンギョドンの6人のキャラクターが園内で盛り上げている。
●=火へんに圭、●=石へんに勘。