香港の中環にある東南アジア料理店「Uncle Quek」(6/F., 8 Lyndhurst Terrace Central, Hong Kong TEL 9521 6179)が3月5日、新料理長テリー・ラム(Terry Lam)が手がける新メニューの提供を始めた。
「Rumah(ルマ)」とコラボレーションしインドネシアの伝統菓子をモダンにアレンジした「デザートトリオ」(88香港ドル)
同店は昨年夏にオープンした2つのダイニングと料理教室を融合した食の拠点「ソリスティス・カリナリー・スペース(Solstice Culinary Space)」内にあり、香港を拠点とするZS Hospitality Groupが経営する。カジュアルな東南アジア料理店で、福建料理の伝統をベースに、シンガポールやマレーシアの家庭料理を現代的に再解釈し、香港の食文化に新たな選択肢を提供してきた。
ラムシェフは、同店の創業者であるバリー・クエック(Barry Quek)シェフと共に経験を積んできた。ラムシェフのアプローチは東南アジアの伝統的な味わいを西洋的技法と融合させること。これにより、従来の家庭料理的なアプローチを洗練させたという。
新メニューの注目は「ナシレマ・バーガー(Nasi Lemak Burger)」(168香港ドル)。ココナツミルクで香ばしく焼いたバンズに、秘伝スパイスで漬け込んだフライドチキン、甘辛のサンバルマヨネーズ、野菜、目玉焼きを挟み込んだ豪快なバーガーだ。
鶏の内臓を福建風サンバルで煮込み、4時間煮込んだエビと豚のブロスで仕上げたスパゲティに絡めるユニークな創作料理「Chicken Offal Hokkien Spaghetti」(188香港ドル)や、シンガポールの定番料理を再解釈し、黒こしょうソースで炒めた蟹肉を、香ばしい揚げまんじゅうと共に楽しむ一皿「Pepper Crab Meat with Fried Steamed Bun」(128香港ドル)などが並ぶ。
ほかにも、川魚と鶏のブロスをベースに、タマリンドと自家製アッサムペーストで仕上げ、エビやイカ、ハマグリを添え、爽やかな酸味とうまみが広がるというリングイネ「Asam Laksa Linguine」(208香港ドル)も用意した。
デザートには、ココナツミルクと卵液に浸したブリオッシュを香ばしく焼き上げ、シンガポール風チェンドルアイスを添えた温冷コントラストが特徴の「Coconut Torrija with Chendol Ice Cream」(98香港ドル)もそろえる。
加えて、新メニューと並行して展開するもう一つの目玉は、「Rumah(ルマ)」とのコラボレーションによる「Southeast Social」。「Rumah」は、2023年からスタートしたインドネシアの伝統菓子などを扱うブランドで、創業者は、インドネシア系香港人インフルエンサーのスプーン・チャン(Spoon Chan)さんと、飲食業界のベテランであるメル・ン(Mel Ng)さん。2人が、インドネシアの伝統菓子や料理をベースに、現代的なアレンジを加えた商品を展開し、人気を集めてきた。
「デザートトリオ」(88香港ドル)は金曜・土曜限定で提供するが、同セットはインドネシア伝統菓子をモダンに再構築した3品で構成する。18層のパンダン・クエラピス「18-Layered Pandan Kue Lapis」や、麦芽チョコレートとココナツの甘みが調和するロール菓子「ミロ・クエロール(Milo Kue Roll)」、スパイス香るチャイカスタードと塩味のもち米層が織りなす「マサラチャイ・クエタラム(Masala Chai Kue Talam)」で構成し、「食べる順序まで設計している」という。
営業時間は12時~21時。