オーストラリアの食肉産業を代表する機関「Meat & Livestock Australia(MLA)」と、その国際ブランド「Aussie Beef & Lamb」は3月24日、オーストラリア産牛肉・ラム肉をテーマにしたプロモーション「Butcher’s Secrets」を、銅鑼湾のパークレーン香港ホテル内レストラン「SKYE Roofbar & Brasserie」で始めた。これを皮切りに、香港内の複数のレストランで期間限定メニューを展開している。
パークレーン香港ホテル内レストラン「SKYE Roofbar & Brasserie」で提供のストリップロインのステーキ
MLAは、オーストラリアの牛・羊の生産者の出資により設立された組織で、研究開発とマーケティングの両面から産業全体を支える役割を担う。海外市場では外食や小売りと連携した販促やメニュー開発支援などを展開し、需要創出とブランド浸透を図るとともに、持続可能な生産体制の確立にも取り組んでいる。
香港においても同団体は、外食・流通と連動したマーケティング活動を継続的に行ってきた。今回の取り組みでは、「品質」「安全性」といった従来の価値訴求に加え、牛肉・ラム肉の多様な部位の活用に焦点を当てる。サーロインやヒレといった高級部位に偏らず、牛胸肉(ブリスケット)や肩肉、内ももなど、「代替カット」と呼ばれるこれまで主役になりにくかった部位をあえて前面に打ち出すことで、調理法や食感の違いを通じて新たな食べ方の提案につなげる。
キックオフ会場となった「SKYE Roofbar & Brasserie」では、オーストラリア産牛肉・ラム肉を使った4コースのテイスティングメニュー(880香港ドル)を提供する。「牛内もも」のタルタルや、コラーゲン豊富な牛テールのコンソメ、ストリップロインのメイン料理などで構成し、フレンチの技法で複数の部位を表現する。食感や脂の入り方、火入れによる変化といった個性を引き出し、部位ごとの特徴をコース仕立てで体験できる内容とした。
同店のほか、灣仔のルネサンス・ハーバービューホテル内のビュッフェレストラン「Food Studio」では、オーストラリア産牛肉・ラム肉を使った新メニュー4品を展開する。ローストラムレッグやトマホークステーキをはじめ、牛頬肉の赤ワイン煮込み、四川風麻辣味の牛肩肉などを提供する。ラムレッグには、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州ガンダガイ産の肉を使い、赤身と脂肪のバランスや個体の健康状態を評価する品質基準「GLQ」に基づき、最高等級(GLQ5+)のもののみを採用している。ライブカービング形式で提供し、ボリューム感とライブ感を視覚的にも打ち出す。
精肉店兼レストランとして複数店舗を展開する「Feather & Bone」では、4月1日~30日の期間限定メニューを提供。赤ワインで煮込んだビーフ・ブルギニョン(218香港ドル)や、グラスフェッドビーフを使ったスマッシュドバーガー(198香港ドル)など、日常的な料理に落とし込むことで、家庭でも取り入れやすい食べ方を提案する。
6月21日まで。