世界的に活躍する現代日本画家千住博さんの「ウォーターフォール」新シリーズを紹介する個展「Day Falls/Night Falls」が現在、セントラルのハリウッドロード沿いのギャラリー「Sundaram Tagore Gallery」(57-59 Hollywood Road,Central)で開催されている。
千住さんの代表作「ウォーターフォール」シリーズの作風は、蛍光塗料の粉末を媒剤に溶かした塗料で和紙一面に滝を描くもの。自然光や通常の照明では日本画の滝のように見えるが、暗い場所でブラックライトを当てると滝の部分が青白く浮き出るのが特徴。
ギャラリー2階の部屋全体に展示された個展のタイトルにもなっている「Day Falls/Night Falls」。部屋の照明を落としブラックライトを当てると、3枚で一つの作品になっている作品の一点一点が際立ち、幻想的な空間へと導かれる。
千住さんはニューヨークを拠点に活動しているが、オープニングには香港を訪れ、自身の作品について語った。
展示点数は合計8点。西洋人を中心に、すでに全ての作品の買い手が決まっているという。
営業時間は火曜~土曜の10時~18時。6月9日まで。