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北海道のスープカレー店「SAMA」、香港に海外1号店

ハンバーグが載った「デラックスカレー」

ハンバーグが載った「デラックスカレー」

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 札幌に本社を構える人気スープカレー店「SAMA」の海外1号店が2月9日、中環(51A, Gough Street, Central Tel:2191-8850)にグランドオープンした。

店の外観は北海道らしく熊が描かれている

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 2014年10月にソフトオープンしていた同店。リカーライセンスなどが下りたことから、今回のグランドオープンとなった。従来のカレーとは一味違うことから、香港人の間でも注目を集めている。

 同店は札幌を中心に北海道に6店、仙台に1店を構える。香港店は香港人出資者の関係者がカレースープを味わい、香港に広めたいと考えたところから始まった。一方、SAMAも香港人が日本の食文化に関心が高いことなどから香港進出を決断。出資者およびオーナーの一人であるケルビン・ユンさんは、日本食が数多く進出している中でのオープンについて「正直に言えば私は保守的な人間。しかし、スープカレーはまだ香港人にはそれほど知られていないので差別化が図れると思った」と語る。「非常においしいと感じたので、香港人なら喜んでもらえると思った」と投資に至った理由を話した。

 中環に出店を決めたのは、同エリアが昼食時になると予約が必要なほど混むためで、「ここでの営業はポテンシャルが高い」と分析したという。観光客よりも地元の人をターゲットにしたいと考え、坂の中腹で通りの少し奥という立地を選んだ。 

 オーダーでは、30段階の中から辛さを選ぶ。レベル0~5が「お子さま」、6~15が「大人」、16~30が「マニア」。大人レベルであれば十分な辛さを味わえるが、「激辛を試したい人はレベルをどんどん上げればいい」という。その後、トマト、ココナツ、エビという3種類のスープベースから1つを選ぶ。次にカレーを選択。エビ、タコ、イカ、ホタテなどが入った「シーフードカレー」(108香港ドル)、鳥の足とSAMAが選んだ野菜が入り、豚肉かハンバーグを選ぶ「デラックスカレー」(128香港ドル)、「ベジタリアンボウル」(78ドル)など。その上に、天ぷら、ハンバーグ、タコ、豚肉(以上30香港ドル)、卵、ニンジン、納豆、かぼちゃ、コーン(以上10香港ドル)などのトッピングも可能。

 「カレー味のフライドポテト」(28香港ドル)、「北海道コーンコロッケ」(18香港ドル)といった、北海道をイメージした香港店限定メニューも提供している。

 ドリンク類は、茨城県の地ビール「常陸野ネストビール」(58香港ドル~)、クラシック、ストロベリー味など4種類の「ラッシー」(各58香港ドル)をそろえる。

 営業時間は11時30分~15時、18時~23時(金曜~日曜、祝日は11時30分~23時)。

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