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世界初ハローキティの中華料理店が佐敦に開店 健康志向の料理で

小さな点心にもハローキティのリボンや顔を丁寧に表現する

小さな点心にもハローキティのリボンや顔を丁寧に表現する

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 佐敦西部(Shop A to C, Lee Loy Mansion, 332-338 Canton Road, Hong Kong Tel: 8202 8203)に4月16日、香港でも人気のハローキティをテーマにした中華料理店「Hello Kitty中菜軒」がソフトオープンする。

個室に飾られた絵は、中国衣装をまとったハローキティを楽しめる

 地下鉄佐敦駅C2出口から徒歩5分、柯士甸(オースティン)駅F出口から徒歩3分の立地に店を構えた同店はキャラクターを使いながらも、オーガニック素材をふんだんに使用して健康に留意した広東料理の店であることを打ち出している。
同店は健康をテーマにした雑誌『中薬醫綠』などを発行人である方育基さんが数年前に考えた。「50歳、60歳になってから健康に気を使う人が多いが、それでは遅すぎる。日頃から若い人にも健康にもっと関心を持ってもらいたい」と話す方さん。「それには普段の食生活が大事なので、抜群の知名度を誇るハローキティとクロスオーバーすることで関心をもってもらえるのではないかと考えた」と出店の経緯を話す。

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 方さんの知り合いを通じてサンリオを紹介してもらい、2014年初めに正式にサンリオと契約を結んだ。ハローキティのイメージを損なわないように同社と細かく話をつめていきながら店を作っていったという。健康がキーであることから「砂糖、塩などは少なめで、着色料は使わず、香港で栽培されたオーガニック野菜多く使用するなど素材にこだわった」と方さん。シェフは40年以上のキャリアを持つ陳国棟さんと羅旭生さんで2人とも東京や横浜など日本にある中華レストランで勤務していた経験を持つ。日本文化を理解した料理人による本場の中華が食べられる店に仕上げた。

 店は、中華テイスト全開でありながらも、店全体がハローキティに囲まれている。鏡、いす、ライト、箸置き、器までハローキティの顔だったりリボンをあしらう。リボンにも中華風の模様を入れるなどの徹底ぶり。座席とテーブルの高さも子どもが多いことを想定して低めにしたものの、大人が座ってもと縮こまった感じになることはない絶妙の高さを実現させた。

 点心の定番「Hello Kitty蝦鮫皇」(68香港ドル)は、蒸篭のふたが開けられた瞬間に「かわいい」と思わず口に出してしまいそうな一品。XO醤とチリソースがついてくるのでお好みの味をつけて食べる。「Hello Kitty紅蘋果鶏蝶」(108ドル)は卵で色をつけ、それを炒めたライスとりんごの器にチキンやピーマンなどが入りトマトソースで味付けした。ほんのり甘めのトマトソースは香港人が茶餐庁などでも注文する定番の味だ。オーガニックのピーマンはリボンの形にするなどどこまでもハローキティを想像させる。香港の家庭料理「Hello Kitty翡翠蝦球蛋白」(128ドル)はプリプリのエビ、ブロッコリーを付けあわせた。ブロッコリーは細かく切られていているが、これはシェフの経験上、ブロッコリーをただ置くだけだと食べにくく残す人が多いこと、小さな子どもやお年寄りも食べやすいようにという配慮によるもの。

 すでに4月4日からはハローキティのメンバークラブに加入している人を対象に営業をしている同店。そのフィードバックを受けて4月16日のソフトオープンまでに改善させていく予定だが、現在のところ利用客の間では興奮の声が上がっていた。

 営業時間は11時~23時。