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香港の小学生から高校生が日本語でスピーチコンテスト

スピーチコンテストで優勝に輝いた呉雅霖さんに野田大使から賞状とトロフィーが贈られた

スピーチコンテストで優勝に輝いた呉雅霖さんに野田大使から賞状とトロフィーが贈られた

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 香港で日本語を学ぶ小学生から高校生が参加するスピーチコンテストが4月26日、葵興の香港公開大學李嘉誠專業進修學院で行われた。主催は香港日本語教育研究会で、日本語学習の普及と促進のために毎年開催され、今回で11回目を数える。

スピーチコンテストの入賞者全員

 小学生は詩の暗唱、中学生はグループでの朗読劇、高校生はスピーチをそれぞれ行い、会場には約200人の参加者が集まった。

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 現在は高校の選択科目で日本語を選ぶ生徒も多く、スピーチの部は各学校から最大2人の選出枠を設定し、校内で予選をした学校もあるほどだ。香港の大学入試のための試験科目で日本語を選択することもできる現在、この選択者の7割が最高ランクの「A」を獲得している実績からも読み取れるように、出場者は日本人と同じレベルの発音ができる生徒もいるほど流ちょうでレベルの高いコンテストとなった。

 スピーチの部には9人の高校生が出場し、現在打ち込んでいることや日本のアニメを題材としたもの、また日本の宝塚の魅力を話したり、モンスターペアレントなど社会情勢をテーマに選んだ生徒もいた。優勝者の呉雅霖さんは「私のダンス」というタイトルで、学校で打ち込むダンスについて、また来年キャプテンとなることが決まった心境をスピーチした。スピーチ後に行われる質疑応答についても、質問内容を理解した上できちんと自分の言葉で将来の夢を話すなど、単にスピーチで終わることなく、見事な対応を見せた。ある生徒は日本の短期留学でのホストファミリーとの会話で、「なせ日本人は礼儀が正しいのか」質問をすると、それは礼儀の正しさを意識するのではなく、「誰かのためを思って行動をした結果」という日本人の姿勢を教えられたと話したほか、将来日本で声優学校に通い、香港には存在しない「声優だけを専門として働きたい」と話す生徒もいるなど、それぞれが堂々と舞台で思いを語った。

 日本語教育研究会のマギー・リョン会長は「誰もが優勝できるレベルを持っているのに、コンテストであることで、入賞できなかった子が涙したり落ち込んでいるのを見るのはつらい」と振り返り、「将来的にはは歌のイベントや祭なども組み込むことで、もっとリラックスした中で楽しく日本語を披露できる環境がつくれれば」と話した。

 スピーチコンテスト優勝者は香港代表として日本のスピーチコンテストに招聘(しょうへい)され、13日間の国際交流ブログラムに参加できる。

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