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香港で中秋節 100年以上の歴史を刻むファイヤードラゴンダンスも

迫力満点の香港で開催される中秋節行事のひとつ「舞火龍(ファイヤードラゴン)」

迫力満点の香港で開催される中秋節行事のひとつ「舞火龍(ファイヤードラゴン)」

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 香港・大坑で9月26日~28日(旧暦の8月14~16日)、中秋節を迎える香港の象徴的なイベントの一つファイヤードラゴンダンス「舞火龍(モウ・フォー・ロン)」が開催される。

火をつけた線香を龍に刺していく

 19世紀から大坑で行われてきた舞火龍は、2011年に香港の4つの国家非物質文化遺産の一つに加えられた伝統行事。

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 言い伝えは、1880年の中秋の前夜までさかのぼる。台風直後の大坑村に巨大な蛇が現れ、村の家畜と家禽(かきん)を食べてしまったため、住民によって殺された。蛇の死体は縛られ、警察局に置かれていたが、翌日は消えてしまい、その後多くの住民が疫病で亡くなった。

 ある日、村の長老が夢を見て、殺された蛇は実は海中に住む竜神海龍王(かいりゅうおう)の息子で、村ではやっていた病気は海龍王の復讐(ふくしゅう)だと知った。「水には火を」という五行思想から、住民が中秋節の前後も含め3日間、線香を立てた草で作った龍ファイヤードラゴンを持ちながら村を回り、爆竹を鳴らし、疫病を追い出したことが、現在のファイヤードラゴンダンスにつながったと言い伝えられている。

 現在の舞火龍は長さ67メートル。龍の頭だけで48キロにもなるという。約300人が7万本の線香で作られた龍を持ちながら踊り、町を練り歩く。頭の部分は藤の枝を使い、体の部分は太い麻のひもを使う。踊る人が持ちやすいよう硬い竹も加え、固定しやすいコミカンソウ(珍珠草)を龍に縛り、線香を刺して作る。

 舞火龍は9月26日~28日の3日間行われる。開催時間は20時15分~22時30分(27日は22時まで)。銅鑼湾近くの大坑エリアで行われる予定で、浣紗街がもっともにぎわう道となる。

 ファイヤードラゴンダンスは27日(中秋節)22時45分~23時30分、大坑に近くにあるビクトリアパークにも登場し、大型ランタンが展示されている会場もにぎわう。ビクトリアパークのランタン展示は9月23日~28日、開催時間は18時30分~23時(27日は24時まで)。自由に入場できる。

 ランタン展示と舞火龍は共に鑑賞無料。

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