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旧正月控え香港に巨大青空市場「年宵花市」登場 花より雑貨に人集まる

花を販売する店よりも雑貨店などの方が勢いを増す同イベント

花を販売する店よりも雑貨店などの方が勢いを増す同イベント

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 銅鑼湾のビクトリアパーク(維多利亞公園)で現在、「年宵花市」が開催されている。同イベントはほかにも、東涌の道足球場所、旺角の花墟公園、沙田の源禾遊楽場など15カ所で開催されるもので、旧正月を前に本来は新年に幸福をもたらすとされる花を販売する場所だったが、現在では雑貨や食材なども多くブースを構え、20時ごろになると身動きが取れなくなることもある。お好み焼きやステーキ、串焼きなどのフード屋台が出店するほか、猿年関連の正月グッズを販売する「縁日」のようなイベントだ。

本来はメーンである花の販売の様子

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 オークションで決められる出店については、毎年ブースの出店料金にも注目が集まり、今年最高金額で落札したのは、結婚披露宴などを主なビジネスとする中華料理チェーン「会所一号」。過去最高額の63万香港ドル(約950万円)で落札した。雑貨のブースも1万3,000ドル程度の区画もあれば12万ドルの区画もあり、依然高騰している模様。一方、本来メーンの生花などを販売する区画は最低価格が1万170香港ドル、最高でも7万4,200香港ドル程度で入札された。

 世相を反映したブースが多く並ぶのも同イベントの特徴で、昨年同様、多くの大学生がチームを作って出店。香港政府への憤りを表現した雑貨の数々も登場し、上水に中国本土の人たちが押し寄せた「水貨」をデザインしたエコバッグや、街の再開発などで姿を消した場所も多い野外の街市(マーケット)を思い、肉や魚のぬいぐるみを鉄の棒に並べて販売する様子など、不満を可視化して表現するブースも目立つ。正月と全く関係ない鍋や健康グッズなどを販売するブースや、調理器具を実演販売するブースも多い。例年に比べて寒さが続く状況のためか足湯のバケツや入浴剤にも人があふれている点も今年の特徴だ。

 メーンとなる花では鉢植えや生花などが多く並べられ、新たな一年の運気を上げようと、「金運をもたらす」とされるキンカンや、「良縁を招く」とされる桃の花、蘭、水仙などが販売されている。

 旧正月大みそかの2月7日は夜通し開き、金額は最終日に向けて徐々に安くなっていく。会期は7日まで。開催時間は12時~24時(最終日旧暦元日は翌6時まで)。

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