銅鑼湾に新しく誕生し、日本人倶楽部も移動をしたTower 535の最上階(26/F, 535 Jaffe Road, Causeway Bay, Hong Kong 3708-9668)に4月21日、シーフードを中心としたレストラン「Seafood Room」がオープンした。
同レストランを運営するのはロシアの飲食グループ「Bulldozer Group」。UAE、ロシア、カザフスタンなどでフュージョン和食、アジア、イタリアン、ロシア料理を提供しており、香港店はアジア初進出となる。
エレベーターを降りたところから始まるレストラン空間は、ビルのワンフロア一面を使い、通路を抜けると店内にはビル群やビクトリアハーバーなど、3方角にむけて香港を象徴とする景色が広がる。高い天井にはファンを設置し、テーブルやクッションなどは茶色と青を基調にまとめた。
中央に位置するオープンキッチンでは、まな板に弾む音、「ジュー」と音を立てるフライパンの音、シェフの掛け声などで活気を見せる。10人掛けロングテーブルなども配置し、窓側には向かい合わせのカップル向けのテーブル席を置くなど、「デートシーンを演出した造り」という。香港の景色を一望できるテラス席を含めた店舗面積は8000スクエアフィート。席数は、店内190席、テラス45席。
メニューはレストラン名のごとく、シーフードがメーン。アジア、地中海、南アメリカなど各国の料理にインスパイヤーされたメニューで構成され、シーフードメニューは50種に及ぶ。店頭には西貢の海鮮料理店にあるように、泳いでいる水槽の魚をオーダーしたり、毎日並べられる魚や野菜などでディスプレーされたコーナーから魚をさばいて提供したりするなど演出に工夫を凝らす。
カルパッチョ(175香港ドル~)はまぐろやエビ、タコなど6種を用意。オイスターもフランス、オーストラリア産などを1個48香港ドルから提供する。メニューには魚の名称が並ぶものが多いが文字だけのシンプルなものなので、運ばれてくるプレゼンテーションにも楽しみを残す。ランチは前菜とメーンを選び2コースが240香港ドル、3コースが280香港ドルでコーヒーや紅茶がついたセットで提供する。
周囲270度の景色を堪能できる屋上階もオープンし、DJの奏でる音楽に合わせ、シーシャを楽しんだり、リッツやペニンシュラなど香港の著名ホテル出身の「ミクソロジスト」が作るカクテルなども楽しめる。
営業時間は、ランチ=12時~14時30分。ディナー=18時~24時。