食べる 見る・遊ぶ

灣仔にオールドスタイルバー 鳥かごにチャイナドレス、型破りな演出で

控えめな照明で暗い中でも光る細部へのこだわり

控えめな照明で暗い中でも光る細部へのこだわり

  •  

 今年に入り再開発で灣仔の駅近くに復活し、新店のオープンも続く利東街(Shop 39A-41A, 1/F, The Avenue, Lee Tung Avenue, Wan Chai、TEL 2520-1117)に5月16日、型破りなバー「Ophelia(オフィーリア)」が誕生した。

チャイナドレスで華麗に舞うダンスショー

 入り口の天井からはたくさんの鳥かごがつるされ、竹の巻きすには絵が施され、床のタイルには翡翠(ひすい)が埋め込まれ、アミューズメントパークのような独特の雰囲気を演出。その空間を抜けた先に、本当の入り口が現れる。

[広告]

 店内はいくつかのスペースで構成。空間の仕切りは中国の庭園をイメージし、丸みを帯びたアーチ状の柱にクジャクの尾をほうふつとさせる細い糸状のカーテンを付け、すだれのように隣の部屋の様子が見えるようにした。歩みを進めると、チャイナドレスを身にまとったウエートレスがカーテンを持ち上げ、次々に現れる部屋に通す。壁はクジャクの羽の目のような模様を一つ一つあしらった60万枚のタイルで仕上げ、4800スクエアフィートに130席を配置する。

 同店の目玉は21時からスタートするショータイム。ウエートレスがチャイナドレスのままパフォーマーに転身。存在感のあるチェアが置かれたステージを前に、クジャクの舞のようなダンスを披露する。バーテンダーの棚の後ろでもチャイナドレスの女性が横たわりながら、パフォーマンスで客をもてなす。

 同店を手掛けたのは香港初進出となるタイのAshley Sutton(アシュリー・サットン)さん。「Fat Gutz」「Cloud 9」「Iron Fairies」など、バンコクや東京で人気のある数々のバーを手掛ける。香港でも細部にまでこだわりを見せ、手すりにはクジャクの足の模様、テーブルには足跡をデザインし、レザーを使ったり、フラシ張りの椅子を用意したりなど多様な素材を組み合わせている。

 「ここは日常生活のもやもやから解放される場所。ファンタジーが現実になるような場所にしたいと、幻想的にデザインした」とサットンさん。今後2カ月で、さらにバーを2店オープンする予定といい、香港市場に本格的に挑む。

 カクテルはユニークなものが並び、「The Jade Cat」(135香港ドル)と名付けられたシグネチャーカクテルは、岩井ウイスキー、梅酒、グリーンティーリキュールなどを使ったもの。カクテルに合うタパスは、エビの素揚げやトリュフが香る一口コロッケ、イチジクを添えた生ハムなどを用意。オーストラリア人シェフのAngus Harrison(アンガス・ハリソン)さんは「今後もオーストラリアの要素を加えてタパスを編み出していく」と話す。

 営業時間は18時~翌2時(金曜・土曜は翌3時まで)。日曜・月曜定休。