デンマークで誕生したレゴ初の専門店「LEGO Certificated Store」が8月18日、ランガム・プレイスの12階(Shop L12-1B, Langham Place, 8 Argyle Street, Mongkok, Kowloon、TEL 2613 2888)にオープンした。正規店としては初の香港出店となる。
約4000平方フィートの店内は黄色と白を基調に、レゴのブロックを並べながらもすっきりと仕上げた。各国の店舗と同じような統一感を持たせる一方で、10万枚以上のレゴで作った香港島を臨むビクトリアハーバーに浮かぶスターフェリーをモザイク画で表現したり、旺角の街並みを再現した高さのあるブロックを並べたりなど、香港らしさも表現している。入り口から見て左側には、動物をテーマにした3メートルにも及ぶ柱があり、北極から南極まで、ジャングルの動物などもちりばめたレゴデュプロの柱に仕上げた。
同店では、レゴデュプロ、レゴ街シリーズなどの一般的なものに加え、ライセンスシリーズのレゴスターウォーズ、レゴディズニープリンセスなどもそろえ、幅広い品ぞろえを目指している。好きな形のパーツを選んで量り売り方式で購入できる「ピック・ア・ブリック」では、スモールカップを119香港ドル、ラージカップを199香港ドルで販売し、店内でレゴで遊ぶことができるプレーエリアも設けている。
販売を担当するキッズランドホールディングスのウィリアム・ローさんは、「子ども用品と玩具小売りを中心にした香港の企業として、10年以上レゴ社との関係を築いてきた。レゴのブランド理念を深く理解し、全ての世代にレゴファンを育てていきたい」と話す。
香港では、もともとレゴの人気が高く2007年にはファンクラブ「HKLUG (Hong Kong Lego@Users Group)」も存在しており、会員たちが編集したレゴ積み木ガイドブックも販売されている。SOGOの玩具コーナーやToysRus、ネット通販などで販売しているものは並行輸入の商品で、商品価格も高めの設定になっていることが多い。今後は販売代理店のキッズランドホールティングスに決定権があるものの、希望小売価格に準じていくという。同社は3年以内に、銅鑼湾や新界にも出店を計画している。
営業時間は11時~23時。