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香港のろう人形館に「草間彌生さん」登場 海外初、常設エリアも

香港にも登場した草間彌生さんのフィギュアとテーマゾーン

香港にも登場した草間彌生さんのフィギュアとテーマゾーン

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香港で夜景を臨むことができる山頂(ピーク)にある「マダム・タッソーろう人形館」(Shop P101, The Peak Tower, 128 Peak Rd, The Peak, HK)に11月3日、日本の現代美術家、草間弥生さんのろう人形が登場した。

草間さんフィギュアの制作風景

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 2000年にアジア初のろう人形館としてオープンした同館は11のテーマゾーンで、100以上の香港や海外の有名人の等身大フィギュアを展示する。館内で写真を撮影することに加え、オーディオビジュアル技術を駆使し、インタラクティブな反応もできるなど体験型アトラクションとして楽しむことができるスポットとなっている。

 香港でも草間さんの人気は高く、2007年にはハーバーシティが国内外初のショッピングモールで展示を実現させた。その後も直行便がスタートした高松の直島にカボチャをモチーフにした作品「赤かぼちゃ」「黄かぼちゃ」を見に訪れる香港人が増えたほか、香港の大手オークションハウス「Ravenel International Art Group」も多くの草間作品を売買。昨年のサザビーズが秋に実施したオークションでも、草間さんの「No. Red B」が4,700万香港ドルで成約し、同社のオークションとしては、市場2位の成約価格となったことも大きな話題となった。

 東京にある「マダム・タッソー東京」にも設置されている草間さんのろう人形は、海外初の展示。館内には、同館にとって芸術家に焦点を当てた初のゾーンとして草間さん専用のコーナーが設けられたほか、、草間さんを象徴する水玉をモチーフに、作品の中に出てくる自己消滅(Self Obliteration)のコンセプトを表現した壁には、黄色に黒の水玉の作品が広がる。壁面は、合わせ鏡を使うことで奥深さを演出した。

 オープンに際し草間さんは「香港のマダム・タッソーが私の像を作ることを受け入れてくれてうれしい」と話し、「香港の人が身近に私のクリエーティブコンセプトに触れ、多くの人が前向きなエネルギーに包まれることを願う」とコメントを寄せる。

 営業時間は10時~22時。

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