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葵芳メトロプラザにYATAが新店 25日間の京都フェア開催で開幕式も京都一色に

多くの住民も抱えるエリアに開店したYATA新店舗での最初の催事は「京都」

多くの住民も抱えるエリアに開店したYATA新店舗での最初の催事は「京都」

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 香港のスーパーマーケット「一田(YATA)」は1月26日、11店舗目となる葵芳店を地下鉄MTR直結のメトロプラザ内にオープンした。同ショッピングモールは大改装を昨年の秋に終え、ユニクロやMUJIなどの日系企業のテナントも入る商業施設だ。

オープニングセレモニーには、山田啓二京都府知事も登壇

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 YATAは4階に位置し、1万5000スクエアフィートの空間で日本食品や日本製品を数多く取り扱う。新店舗はこれまでと同じYATAスタイルをベースに、「フランス風の雑貨屋」「イギリス100年級の茶販売店」「有機食品コーナー」など3つのコーナーを設けた。

 オープニングセレモニーと催事「一田バチ京都の祭り@新都會廣場」は、吹き抜けになっている3階のアトリウムに特設ブースを設けて展開する。昨年までSOGOで実施してきた催事を今回、YATAに決めた背景として、YATAは日本商品を幅広く扱う勢いあるスーパーであることから、京都も商品や観光地も幅広さがあり多くの地元香港人に知ってもらうためにパートナーに選んだ。同フェアのために来港した山田啓二京都府知事は「これまでは何もやらなくてもたくさんの方が京都に来てくれたが、今後は積極的に外に出ていく。日本でも京都展は1週間1億円程度も稼ぐことができる催事。香港も同様のレベルにまで持っていきたい」と意気込む。

 海外初出店の豆腐店「久在屋」は、厳選した国産大豆の味を損なわずに熟成させた、やさしい甘さの豆腐「京ふたり」(2パック=39.9香港ドル)をはじめ、豆乳入りのカステラ(32.5香港ドル)などの大豆で作った商品を並べる。今回は京都広域がテーマでもあることから、京都府の北部京丹後のクラフトビールや宇治のお茶などの商品も並べる。菓子類などの加工品に加え、抹茶やほうじ茶のロールケーキ、ワッフル、大福や三色団子といった和菓子を取り扱う店など、食のブースを充実させるほか、京焼・清水焼などの工芸品、巾着や着物の端切れを使った和雑貨なども数多く販売。スーパーの店内には「京みず菜」「九条ねぎ」などの京都の伝統野菜、昨年販売が始まった京都ビーフ雅や水産物を販売するショーケースも設置している。

 物産展に加え、観光PRコーナーも設置。京都府全域の繁体字の地図や舞鶴、天橋立などの「海の京都」と呼ばれる北部エリア、宇治や和束など何部の「お茶の京都」、森林が総面積の約8割を占め森の恵みが豊かな中部エリアの「森の京都」などをパンフレットや写真を掲出し、多方面の京都の魅力を紹介する。

 2月11日までの毎週末はパフォーマンスやワークショップを行い、オープニングの京小町踊り子隊が華やかに舞台を舞って買い物客から注目を集めたほか、丹後のちりめん小物作り、福知山の森で育てたヒノキを使ったマグカップ作り、お茶の入れ方、抹茶アート教室など多くのプログラムも用意した。

 催事は11時~23時。2月19日まで。

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