サッカーのクラブチームアジア王者を決める「AFCチャンピオンズリーグのグループリーグ」が2月12日、各地で開幕した。3月14日に柏レイソルが来港し、「傑志(Kitchee)」との試合に臨む。
香港からは、昨年の香港プレミアリーグ王者・傑志が本大会参加を決めている。昨年12月にクアラルンプールで行われた抽選会で、柏レイソル(日本)、韓国の全北現代(韓国)、天津権健(中国)と共にグループEに入った。傑志には今年、元アルゼンチン代表でJリーグのセレッソ大阪でもプレーした、ディエゴ・フォルラン選手が移籍加入し注目度も高い。
一方の柏レイソルは昨年Jリーグ4位。1月30日に行われたプレーオフでブリーラム・ユナイテッド(タイ)に勝利し、同大会グループステージへ駒を進めた。リオ五輪でも活躍したGK中村航輔選手、ドイツ・ブンデスリーガで長年活躍し、昨シーズン柏に移籍した細貝萌選手などが所属し、ユースチーム出身の若手選手が多く活躍するほか、経験豊かなベテラン選手としっかりと融合しているのがチームの特徴だ。
香港での試合を前に、柏レイソルの下平隆宏監督が香港在住の日本人にコメントを寄せた。「柏レイソルは3年ぶり4回目のACL出場となるが、香港で試合をするのは初めて。厳しいアウェーでの試合において、日本人の方の応援は我々にとって本当に大きな力となる。ぜひ香港スタジアムに足を運んで、一人でも多くの方に柏レイソルを応援いただければ」と呼び掛ける。
現在AFCチャンピオンズリーグは第2節まで終了し、柏レイソルは1分1敗の3位につけている。3月6日は柏で、3月14日は香港で、それぞれ傑志と対戦し、グループステージ突破に向けて大事な2連戦となる。また傑志も、初戦、2戦目ともに大量失点で敗しため、この連戦に向けてチームを建て直し、グループステージ残り4試合、ひとつも落とせない状況だ。
傑志×柏レイソル戦は3月14日、香港大球場で20時キックオフ。チケットはプレイガイドCityLineで扱っている。料金は250香港ドル、300香港ドル。