香港・灣仔にアンティークな雰囲気の洋風料理店「Haven」

ボリュームがあり大人数でシェアできるパエリヤ

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 通称「おもちゃ通り」と呼ばれるほど玩具店が立ち並ぶ灣仔の太原街を抜けた辺りに12月16日、洋風レストラン「Haven」(G/F, Cactus Mansion, 17 Mcgregor St, Wan Chai)がオープンし、人気を集めている。

昔のポスターやおもちゃが飾られ博物館のようであり、こぢんまりとした店内

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 現在のおもちゃ通りの様子とは対照的に、60年代のおもちゃやアンティークなどを随所に飾り、どこか懐かしい雰囲気を漂わせる同店。「この辺りはかつて船の停泊港で有名だったので、店名もそれにちなんで停泊港の意味を持つ『ヘイブン』にした」とオーナーのジャッキーさん。

 木を基調にしたこぢんまりとした造りで、店内にある木造の棚やたんすは全て手作りのものだという。「取り壊される寸前の中国東莞地方の古民家から家具を集め、自ら木を削ったり組み立てたりして造った。一部の椅子や装飾もその時に手に入れたもの」と満足げな顔で話す。

 オープン以来、昼夜問わず行列ができるほど人気を集める同店。「Australian Lamb Rack」(250HKドル)は、オーストラリア産のラムラックをタイムとニンニクで味付け、真空パックに入れ、58℃の低温で2時間ほど漬けて焼いたもの。肉は柔らかく、タイムとニンニクの香りが芯にしみ込んでいる。見た目も豪華な「Seafood Paella」(590香港ドル)は、スペイン産のロブスターや地元で採れたてのアサリ、カナダ産のウニなど新鮮な魚介類を使うほか、ベースのスープにはエビ殻に香港産の干しエビを入れることで一層おいしさが増すという。締めのデザートには、ジャッキーさんの母手作りの「Apple Crumble」(50香港ドル)も「おすすめ」という。青リンゴに砂糖やバター、シナモンを加えながら炒め、ブランデーに漬けたレーズン、炒めたアーモンドフレークと一緒にオープンで1時間ほど焼き、最後にはバニラソースをかけて完成する手間暇かけたデザートだ。

 営業時間は、ランチ=12時~15時、ディナー=18時~23時。

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