
香港内のレストランやバーとのコラボレーション企画「Tastemaker Series」を展開しているランドマークマンダリンオリエンタル香港が6月2日、第2弾として「Bar Leone(バー・レオーネ)」とのシリーズを始めた。場所はランドマークの2階にあるLMO Freshly Baked LANDMARK(Shop 233ー234, 2/F, LANDMARK Atrium, 15 Queen’s Road Central, Hong Kong)。
LMO Freshly Bakedは香港のThe Landmark Mandarin Orientalが展開するグルメブランドで、ランドマークマンダリンで料理やドリンクを統括するリチャードエッケバス(Richard Ekkebus)シェフとカルレス・コディナ(Carles Codina)さんが監修した、焼きたてのパンやペストリー、サンドイッチ、スープなどのグラブ&ゴー(Grab & Go)スタイルのメニューを提供している。限定コラボメニューの第1弾は、ミシュラン星の焼き鳥店「Yardbird」と5月にコラボした。
バー・レオーネは、上環のPMQからほど近い必列者士街(Bridges Street)にあるイタリア風のバーで、ローマの伝統的なバーからインスピレーションを受けてオープン。「アジアの50ベストバー」初登場で首位、「世界ベストバー」で2位に輝いた。ミラノのバールをイメージした内装が特徴。イタリアのリキュールを多く使ったシンプルながらオリジナリティーのあるカクテルに加え、シグネチャーの燻製(くんせい)オリーブ「smoked Castelvetrano olives」や、ピスタチオクリームを添えたサンドイッチ「Mortadella Sandwich with pistachio cream」などフードの人気も高いバーとして知られることから、マンダリンオリエンタルとのタッグが生まれた。
「このシリーズは、香港をワールドクラスのダイニング・デスティネーションにしている多様性と卓越性を紹介するもの。バー・レオーネの独特なアプローチと評判は地元でも海外でも人気があり、香港の舌の肥えた食通の人々や文化的精神と結びついている」とエッケバスシェフは声がけした背景を振り返る。
Lorenzo Antinoriさんが創業したバー・レオーネは、「cocktail popolari (大衆のためのカクテル)」という哲学に根ざしている。「ローマの温かさ、ビンテージの魅力、格調高いシンプルさで、カクテル体験のあり方を再定義した」とされる。今回、バー・レオーネの、「遊び心があり、アイデンティティーを反映した」限定メニュー3種を用意した。
ほうれん草のリコッタパイ「Spinach Ricotta Pie」(78香港ドル)は、リコッタ、ほうれん草、オーガニック卵を使ったベジタリアン向けメニュー。チキンサラダ「Italian Chicken Salad」(98香港ドル)は、プチトマト、バジル、ケッパー、パルメザン・レッジャーノ、バー・レオーネのスモーク・オリーブが入ったシンプルなイタリアンサラダを用意した。バーでも人気が高いというサンドイッチは、「Tramezzini Tonno e Pomodoro Sandwich」(88香港ドル)を提供する。日本の牛乳パンとホワイトツナサラダとツルトマトのサンドイッチだという。
今回の展開では、メニューの注文が1点入るごとに10香港ドルがMINDSETに寄付され、香港のメンタルヘルスイニシアチブとコミュニティーケアの支援につなげる。
営業時間は、月曜~金曜=8時~20時、土曜=10時~19時。日曜定休。