MTRダイヤモンドヒル(鑽石山)駅のハリウッドプラザ(荷里活廣場)で3月15日・16日の2日間、日本のご当地グルメと観光を紹介するイベント「日本隠世美食展」が開催された。鑽石山は都心から少し離れた市街地エリアなこともあり、地元住民を中心に、老若男女、若者カップルから家族連れまでさまざまな層が日本の味に親しんだ。
オープニングセレモニー、ステージ上には各機関のトップらが集まり鏡開き
在香港日本国総領事館、日本政府観光局(JNTO)、日本貿易振興機構(JETRO)の共催により、昨年3月の「ご当地ラーメンイベント」に引き続き開催された同イベント。日本を8地域に分け、各地区のコメ、米加工品を使ったご当地グルメを紹介している。
北海道からは「イカめし」、関東から栃木の「黒チャーハン」、中部・北陸から富山の「ますのすし」、「焼き鯖すし」、関西から「わさび葉すし」、中国・四国から愛媛の「たいめしおにぎり」、九州から鹿児島の「鹿児島黒毛和牛丼」、沖縄から「タコライス」がノミネートされた。各日2000食分を用意。チケット引換所で1アイテム30ドル以上と希望のチケットを交換するシステムで、3~4アイテムのチケットを握りしめる参加者も多く見られた。
県の枠を超えて、コメをテーマに「玄米」「米粉パン」を紹介するコーナーもあり、日本の技術によって研究・開発された玄米「早稲田米」をはじめ、香港人に親しみのある日清食品からは「カップヌードルごはん」の展示などコメと米加工食品の豊富さもアピールする。
グルメブースと併せて各自治体が観光ブースも設置。成熟した香港市場のテーマ「レール&ドライブ」に関連するパンフレットを復活節休暇を前に集める人や、ブースの日本人に話を聞く人などさまざまな姿が見られた。ステージ上では随時各プログラムが進行し、「すし講座」「米講座」をはじめ、くまモンやコナン、鬼太郎も登場し、多くの観客が食と旅に加え、キャラクターという日本を代表する要素を楽しんでいた。