かつて銅鑼湾そごうの裏にあり、現在もカオルントン(九龍塘)に店がある「雪村(セッソン)」が3月26日、中環閣麟街(Shop3,UG/F,Cheung Fai Building,Nos.45&47 Cochrane Street,Central Tel:2505-0166)にグランドオープンした。経営は、香港で「板前寿司」「板長寿司」などを運営する飲食集団「Taste of Japan Group(和の味グループ)」。
中環とミッドレベルを結ぶエスカレーター沿いの坂道にある入り口
「板長寿司」の階上にある同店は、9席のL字型カウンターと、2人~4人掛けのテーブル席、計24席のこぢんまりとした雰囲気で高級感を打ち出す。しかし価格帯は周辺のレストラン水準よりリーズナブルに提供する。
同店を切り盛りする料理長の金城雅洋さんは他店での経験も含め、調理場に立って約20年。「メニューになくても食べたいものがあれば次の予約のタイミングで仕入れておけるような、気軽に話ができる場所にしたい」と話し、沖縄出身の陽気な性格で店内の印象を明るくする。
串焼きメニューを中心に鹿児島の肉を使った料理を多くラインアップ。日本酒10種、焼酎12種、ウイスキーなどもそろえ、アルコールに合うつまみ類も多くそろえた。
ランチは鹿児島黒豚丼(98香港ドル・豚汁、サラダ、漬物がセット)をはじめ、親子丼(98香港ドル・スープ、サラダ、漬物セット)、鹿児島和牛ステーキ丼(同98香港ドル)など全5種。
ディナーはメーンの串焼きに瀬戸内海の塩を振りかけ、ゆずこしょうを提供する。鶏、ねぎま(1本同25香港ドル)、軟骨、レバー(同20香港ドル)。ほかにも目抜(めぬけ)のかす漬けやカレイの西京焼(同68香港ドル)など焼き魚も用意した。「焼き豚足」「手作り和牛つくね」(同45香港ドル)など、店内の黒板に手書きで書かれた日替わりメニューを大切にしていきたいという。「高級で入りにくような店ではなく、ほっとできるようなアットホームさを大切にしたい」と金城さん。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=18時~23時。