「大阪焼肉ホルモン ふたご」を経営するFTG Company(東京都目黒区)は4月14日、銅鑼湾・日本人倶楽部近くの伊榮街(Shop B, G/F, 1-5 Irving Street, Casuseway Bay, Hong Kong TEL: 2898-7707)に「FUTAGO HK Causeway Bay店」をグランドオープンした。フランチャイズ展開で、運営は峰寿司の経営も手掛けるジャパンダイニングワールド社が担当する。
各テーブルに卓上コンロを置く焼き肉スタイルの同店の席数は46席。オープンに先立ち来港した李純哲社長と李純峯副社長の双子経営者は、まるで漫才を披露しているかのようにテンポが速く小気味よい語り口で出店の経緯などを語り、「香港の店は前例が少ない卓上コンロのライセンスを取るまでに時間がかかった」と振り返る。
「もともと飲茶文化がある香港には大人数で4~5切れのメニューを、種類多く頼む方式はなじむど思う」と李社長。「われわれの出店の目的は単に焼き肉店を増やそうというものではなく、肉を焼いて会話を楽しみ元気になるという大阪の雰囲気を世界各地で伝えていきたいから」と話す。
メニューも日本と同様に、黒毛和牛の「はみ出るカルビ」やホルモン盛り合わせの「ふたご盛り」などを用意した。メニュー構成のコンセプトでもある「量半分値段半分」を軸に、通常の焼き肉店の1皿(約100~120グラム)を半分の量で提供し、前菜、その他もバランスよく食べられるように提供する。メニューにトングマークが付いているものは、肉を一番良い状態で食べることができるように店員がテーブルで焼く。
ほかにも前菜数品をはじめ、塩焼きとして「牛タン」「豚トロ」、ホルモン系は「ふたご盛り」、タレとして「はみ出るカルビ」、そして「冷麺」などがセットになったコースメニューを280香港ドル、380香港ドル、480香港ドルの3段階で用意する。
出店は全世界に1000店舗を目標にしているといい、「国によって調達できるものは異なったとしても、その土地土地で五感を使って楽しむ焼き肉のスタイルを定着させていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は、ランチ=12時~15時。ディナー17時30分~22時30分。