日本のポップカルチャーを紹介する音楽イベント「KAWAII POP FES by@JAM」が6月28日、29日、香港九龍灣國際展貿中心(Music Zone@E-max, KITEC G/F)で開催される。
同イベントはアニメ・アイドル・ボーカロイド・コミック・ゲーム・メード・コスプレなど、「日本が誇るカルチャーの数々を、ジャンルを超えて多くの人に凝縮して紹介したい」という思いの下、結成されたイベント「@JAM」の海外公演。今回で3回目を数える。
香港では2013年5月に続き2回目の開催で、「アップアップガールズ(仮)」「でんぱ組.inc」「東京女子流」「Dorothy Little Happy」「Cheeky Parade」「ひめキュンフルーツ缶」が出演予定。アップアップガールズ(仮)の仙石みなみさんは日本のアイドルが海外公演をする際の見どころを「どこかに日本らしさ、和を感じる歌詞や振り、しぐさがある。私たちも曲中に侍が出てきたり、日本の祭りの『そ~いや!』という音頭とともに神輿(みこし)を担いだりする」と話す。佐藤綾乃さんは「アイドルはかわいいだけじゃなくて、メークも汗で崩れちゃうし、笑顔だけじゃない格好いい表情だってするし、皆さんとコミュニケーションをとりたくて必死」とも。
関根梓さんは1年前の香港の印象を「一番驚いて刺激を受けたのは、夜景がすごくきれいだったこと」と語り、夜景を見ながら自然とメンバー同士で自分たちの曲を口ずさみながら、今後どうしたら自分たちのライブがレベルアップするかを話し合ったことがよみがえるという。
また、台湾公演の経験も踏まえ「香港の皆さんは温かく見守るお母さん、お父さんのように感じたが、台湾の方は直球で思いを伝えてくれるなどかなり積極的だと思った」と海外でも反応の違いがあることも感じ取っているようだ。
アップアップガールズ(仮)は現在、初の全国ツアー中だが、関根さんはツアーを通して「曲と曲のつなぎ目にどんな言葉を投げ掛けてファンの皆のテンションを上げようかと皆が積極的に意見を出し合うようになり、一つ一つに変化をつけて毎回違うライブを届けたいという気持ちが強まった」と話す。
香港公演を前に「今度のライブでは、前回よりも戦闘力・攻撃力・そして戦う武器が増えた私たちの姿を見せたい」と意気込み、「楽しいという気持ちを集まってくれた方に全力でぶつけるので、会えた皆さんも遠慮なく色んな気持ちを私たちにぶつけてきてほしい。何が駄目とか大声を出したら恥ずかしいとか気にせず、高ぶる気持ちを素直にぶつけてきてほしい」と呼び掛ける。
公演は各日14時、17時、20時~。チケットは「1Showパス」 =300香港ドル、「1Dayパス」=850香港ドル など。また、優先入場、ミート&グリート、全出演者サイン入りポスターが付く「VIPパス」も2000香港ドルで販売する。香港内は「HKTICKETING」で発売中、日本国内は5月17日から「イープラス」で発売開始予定。