男子7人制ラグビー「HSBC セブンズ ワールドシリーズ 2014-2015」の第6戦「香港セブンズ(香港國際七人欖球賽)」が3月27日~29日、香港スタジアムで行われた。
香港セブンズはワールドラグビーが主催する世界9カ国・地域を転戦して総合チャンピオンを競うシリーズで、香港セブンズは第6戦に当たる。オーストラリア、ニュージーランド、日本などで開催されるが、いずれも日本を含むコアチーム15カ国と招待チーム1チームの計16チームで開催される。
香港では、1976年から開催しセブンズゲームを大きくさせた立役者であることから、24チームで開催される。また、香港大会では来年度のコアチーム昇格のための予選大会も行われている。
試合は前後半7分(チャンピオンを決めるカップ杯の決勝のみ10分)で、試合が次々と行われる。大会では各チームとも最低4試合は戦うように組まれている。一般販売のチケットは即完売で、最終日の入場者は3万9674人に上った。
昨年昇格決定戦で優勝し、コアチーム入りを果たした日本は今回、南アフリカ、フランス、アルゼンチンと戦うプールCに入った。初戦のフランスは7対24、第2戦の南アフリカは0対27と連敗。最後のアルゼンチン戦も19対14で敗れ、実力差をまざまざと見せ付けられた。日曜に下位のトーナメント戦で戦う日本は初戦のスコットランドに28対7とまたしても破れ4連敗したが、シールドというトーナメント戦招待チームのベルギーに42対7と圧勝。シールドの決勝に駒を進め、相手のケニアに後半大量失点をして26対7で香港大会を終えた。
香港セブンズのカップ戦は、フィジーが昨年の覇者ニュージーランドに33対19で完勝した。ニュージーランドで長年、中心選手であるD・Jフォーブスは「小さなミスが重なってしまい、それが致命傷になってしまった」と悔やんだ。フィジーは今回の優勝により、総合優勝争いでも現在総合1位の南アフリカに2ポイント差の108点に迫った。昨年は3日間雨が多く天候に恵まれなかったが、今年は気温が連日20度を越える日が続き、選手のスタミナを中心としたコンディショニングが重要な3日間となった。
次戦は翌週4月4・5日に行われる東京セブンズが行われる予定。