香港のケーブルテレビ「i-Cable」が7月6日、日本のサッカー番組「Jリーグ・ディビジョン1」の中継を始めた。
i-cableは2大ケーブルテレビの一つで、契約が必要な有料チャンネル。カテゴリー選択により課金するシステムを採用し、サッカー専門チャンネルを運営しており、毎節3試合の生放送に加えてハイライト番組も放送する。2012年シーズンまではNowTVでJリーグの放送はあったが、今回からは試合数が増え、i-cableで放送されることになった。UEFAチャンピオンズリーグ、南米のリベルタドーレスカップ、ドイツのブンデスリーガなど世界のトップリーグと並んで、Jリーグもラインアップに加わった。
香港のサッカーファンの中には、わざわざ日本に行きJリーグチームのレプリカユニホームを買う人も多い。Jリーグは香港でも人気のあるコンテンツで、過去にも清水エスパルスが香港スタジアムで遠征試合も行っている。横浜FCも香港リーグに参戦するなど、日本と香港のサッカー界は交流が盛んだ。
近年Jリーグはアジア戦略を重視し、東南アジア各国のサッカーリーグとのパートナーシップ協定を積極的に締結しているほか、Jリーグの海外での放送の普及にも努めている。中断明けとなる7月6日には、香港のほか台湾とベトナムのテレビ局でも放送を始めた。これで世界109の国と地域でJリーグが放送されることになる。
次回の放送は7月13日で、柏レイソル×鹿島アントラーズ、川崎フロンターレ×浦和レッズ、横浜Fマリノス×大宮アルディージャの3試合を予定している。