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ASKAさん、香港でツアー開催へ 10年ぶりに来港し会見で発表

香港公演発表の記者会見のために来港したASKAさん

香港公演発表の記者会見のために来港したASKAさん

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 日本のアーティストASKAさんが1月8日、香港で記者会見を行い、6月16日に香港公演を行うアジアツアー「ASKA CONCERT TOUR 2019 Made in ASKA-ASIA TOUR-HONG KONG」を開催すると発表した。6月16日20時から、旺角のMacPherson Stadium(マクファーソンスタジアム)で行う予定だ。

 これまで日本の紅白歌合戦には一度も出演していないASKAさんだが、来月4日の旧暦大みそかに放送される台湾版紅白「超級巨星紅白芸能大賞」の収録のために台湾入りし、その後香港に来て6月の公演を発表した。「31日は紅白歌合戦をむしろ見たい方で、ゆっくり過ごしたい。台湾は旧正月なので31日に活動をしなければいけない訳ではないので、今回オファーがあり出演することになった。収録は壮観な雰囲気だった」と台湾でのパフォーマンスを振り返る。「台湾はエンターテインメントが確立していないときからコンサートをやって、あのマイケルジャクソンより多くの人が集まってしまったコンサートが伝説のように言われる。だけど、香港は成熟していたというか、しっかりプランを立ててやらないと満足させられないという感じ」と台湾と香港の違いを話す。アジアツアーも日本と同じセットリストで取り組むとしながらも、「でも、香港では『You are free』などはやらないとだめでしょう」と付け加える。「You are free」は歌手、サリー・イップ(葉●文)さんがカバーをして香港でも人気がある曲の一つであり、香港や台湾でも過去にも多くのCHAGE&ASKAやASKAさんソロの曲がカバーされてきたことについて、「好きに歌ってくれたらいい」とコメントする。アレンジを変えないで歌ってくれている歌手が多く違和感を感じない、と他のアーティストたちに思いを寄せる。

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 香港といえばホテルの窓全面に迫るビクトリアハーバーを見ていると、それが「動くスクリーン」のように見えたという記憶があるようで、スケール感の印象の強さを話す。「香港は密集の度合いが特別。大阪と似ているという人もいるが、密集がワールドワイド。1994年に最初に来た時は活気があるな、と感じたが、もしかするとその活気がもう身にしみてしまっているか、現在の印象としては強い活気は感じない。政治的なことも、87年くらいに『香港がこうなるかも』と思ってきたようになってきている。これから香港が香港らしさをどう守っていくかという時期なんだと思う」と現在の香港を憂う。

 ASKAさんが新しく力を入れるのは自身が設立したサイト「Weare」。「これはもっとアーティスト還元できる仕組みにしたいと思って作ったが、僕もアーティストの中の一人という位置付け。中国市場はストリーミングが主流になっているが、それと同時にアーティストが稼げるテレビ出演などがあり、それを制作費につなげられる。日本だとなかなか難しくっていて、レコーディングするお金がなくて曲が作れないという状況に陥るケースもあったりする。アーテイストがみんなで運営するものを作らないと、新しい音楽が生まれないから」と、音楽の未来についても自身の考えをのぞかせる。

 同サイトでは昨年、ASKAさん自身が6カ月にわたって連続で新曲を発表したというが、「次はこう来ると思わせて裏切るとか、そういうファンとの直接のやり取り自体が楽しかった」という。反応を直接受け取れることができるツールとして、毎日のブログ更新を含め、デジタルに積極的に取り組む意気込みを説明した。「SNSは積極的に使いたい」と言い、「人は同じフォントを使っても、言葉とか言葉の裏側に気持ちがあって、それが言霊なんだと思うから。表面的な文字はそのまま表面的に感じるし。言葉は不思議なツールだと改めて思う」と、デジタルだからこそ感じられるものについても言及する。

 新年の抱負として、「60代になって大ブレークした人っていないんじゃないかな。30代のときみたいにしてみたい」と素直な気持ちをのぞかせ、「また香港コロシアムをアジアアリーナツアーで埋めたいし、94年に香港コロシアムにお客さんが入りきれなくなったときくらいの状況を生むには、香港に僕の音楽を絶やさず切らさずやっていかなくては」と締めくくった。

 チケットの発売開始は2月12日を予定。チケットは席によって5種類の価格帯を用意し490~1,090香港ドル。プレイガイド「Ciyline」で扱う。

●=草かんむりににんべんに青。

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