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香港にeスポーツ専用施設 24時間営業で年間120万人の利用見込む

オープン日には多くの一般人も

オープン日には多くの一般人も

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 政府を挙げてエレクトリック・スポーツ(eスポーツ)を推進している香港に1月29日、旺角(Mong Kok)にeスポーツ専用施設「CGA香港電競館(CGA eSports Stadium)」(G/F. & LG, Macpherson Place, Mong Kok, Kowloon, Hong Kong TEL 3563 8377)がオープンした。

試合用のステージも完備

 近年、世界的に注目を集めるeスポーツだが、始まった当初は「ゲーマー」が腕を競うだけという一部の偏見もあった。しかし、通信環境の発達で対戦相手が国内だけにとどまらず世界中に広がり、今や巨大市場として発達し数多くの企業がスポンサーとして名乗りを上げ始めた。国際オリンピック委員会(IOC)は競技化について現時点でメダル競技化は時期尚早としたものの、今後もプロジェクトとして推進することが決まっている。香港は香港政府観光局(HKTB)がその将来性を見込んでeスポーツの大会を主催しており、今回のCGAの開幕式にも林鄭月娥(Carrie Lam)行政長官、HKTBの林建岳(Peter Lam)主席らが出席した。

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 開設の背景としては、周●康(Ryan Chow)さん、李嘉俊(Kurt Li)さん、尹世豪(Sam Wan)さんという同じ中学に通った3人が2010年に携帯アプリやウェブページを作る会社を創業したことに始まる。その間にeスポーツの将来性を感じ、新会社「Cyber Games Arena(CGA)」を2012年6月に創業した。2015年になると大型のeスポーツイベントを香港電脳商会(Chamber of Hong Kong Computer Industry)と共催し成功を収めた。それが功を奏し、投資家からの資金を受け、CGA香港電競館を建設するまでに発展した形だ。

 CGAではeスポーツの大会や施設を運営するには、選手育成だけではなく、審判、ゲームの実況するアナウンサー、舞台演出や効果、撮影、ゲーム分析のアナリスト、ゲーム依存症対策のための医師など、さまざまな職業が必要であり、これらを特に若者に対して就業機会を創出できるとしている。

 総投資額は3,000万香港ドル、広さは約2万5000平方フィートとeスポーツの会場としてはアジア最大級の広さを持つ。ASUS、バンダイ、カプコン、コカ・コーラ、国際サッカー連盟(FIFA)、HTC、インテル、プレイステーション、サムソン、Sandisk/WDなど、日系企業を含め世界的な企業40以上の企業・団体が設営に協力した。年間100以上のイベントを開催し、120万人の来場者を見込む。

 2フロアに分かれ、コンピューターは150台あり、最大で80人が同じゲームを同時にプレーできる。VIP Room、eスポーツ用エリア、女性専用のゲーム専用台、香港では初となるプロ向けに作られたLCDテレビの設置、スマホゲームでプレイする人向け用のゾーン、拡張現実(VR)を使っての4Dを体験するエリア、プレイステーションで遊べるゾーンなどを設ける。eスポーツは高性能ヘッドホンを使うプレーヤーが多いため専用のストア、Tシャツ、ディスプレーを販売する店、e-カフェも備え、一日過ごしても飽きさせない工夫を施す。

 料金は、Arena=1時間30香港ドル(深夜2時~午前10時は20香港ドル)、Boss Room=同100香港ドル、VIP Room=同240香港ドル、Streamer Room A=同100香港ドル、Streamer Room B=同200ドル。年間パスも1万2,800香港ドルで販売。24時間営業。

●=啓の口をとる