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香港で3日連続のeスポーツ大会開催へ 世界からプレーヤー110人終結

香港でも人気が出てきたeスポーツ

香港でも人気が出てきたeスポーツ

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 エレクトリック・スポーツ(eスポーツ)の祭典「香港電競音樂節(e-Sports and Music Festival Hong Kong)」が8月24日~26日、湾仔(Wan Chai)の会議展覧中心(Convention & Exhibition Centre)で開催される。主催は香港政府観光局(HKTB)。

参加する出場者の様子

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 香港でもここ数年注目を集めるeスポーツだが、始まった当初は「ゲーマー」が腕を競うだけという一部の偏見もあった。しかし、対戦相手が国内だけにとどまらず世界中に広がったため、香港でも注目を集めている。人がゲームをプレーするのを見る環境もスポーツ観戦と同じで人気が出てきており、YouTubeなどの動画サイトにもアップされ多くの人が見ている。市場の拡大に注目した企業は大会を開催されるとスポンサーとして名乗りを上げるようになり、現在では優勝賞金が10億円を超える大会が現れるほどになった。国際オリンピック委員会(IOC)は競技化について2018年に公開討論会を行う事を表明するまでに至っている。

 香港での大会は3つのeスポーツ大会が開催される。初日の8月24日は「Return of the Legends 2018(リーグ・オブ・レジェンド)」で7000万人を超える競技人口を抱える世界的ゲームの大会。過去のチャンピオンや有名選手が「East」と「West」に分かれ戦う。8月25日・26日の2日間にわたって行われるのが「Hong Kong PUBG World Invitational」。正式名称は「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」で、プレーヤーが8キロ×8キロの無人島で生き残りを懸けて戦うサバイバルゲームで、香港、台湾、北米など世界の各地域から16チームが参戦する。3つ目は24~26日までの3日間通して行われる「ZOTAC CUP MASTERS CS:GO 2018 Grand Finals」で賞金総額は30万米ドル。「Counter-Strike:Global Offensive」の頭文字を取った名称で、世界で最も大会が開催されているeスポーツだ。ゲーム内容は対テロ特殊部隊とテロリストとの戦いで、プレーヤーの感覚としては「サバイバルゲーム」のゲーム版に近い。これらの戦いはデジタル時代のスポーツらしく生中継で動画配信される予定になっているのも特徴だ。

 大会期間中は「体験專区(Experience Zone)」を設け、最新のゲームを体験や各種エキシビションを行うほか、DJによる音楽イベントも開でも会場を盛り上げる。「香港電腦通訊節2018(Hong Kong Computer and Communications Festival 2018)」はeスポーツより1日長く、8月24日~27日に併せて行う。コンピューター、パソコンの周辺機器、デジタル商品の展示会で、普段よりも安く販売するIT機器があることもあり、ゲーム好きのみならず香港市民全体からの人気が高い。

 チケットは大会公式サイトで扱っている。eスポーツの観賞は250香港ドル、120香港ドル、50香港ドルの3種類で、体験專区と香港電腦通訊節には無料でアクセスできる。体験専区のみの入場は10ドル、香港電腦通訊節のみの場合は30ドル。開催時間は試合については時間によって異なるが、体験区などは10時~21時30分。

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