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ポルトガルのエッグタルト「Manteigaria」、香港上陸 初日から行列も

Manteigariaの看板メニュー「ポルトガルカスタードタルト(Pasteis de Nata)」

Manteigariaの看板メニュー「ポルトガルカスタードタルト(Pasteis de Nata)」

 看板メニューのポルトガルカスタードタルト(Pasteis de Nata)で注目を集めるポルトガルのベーカリー「Manteigaria(マンテイガリア)」が6月2日、香港初のフラッグシップストアを中環の万興商業ビル(Shop B G/F, Man Hing Commercial Building, 79-83 Queen’s Road Central, Central)に開業した。同店はアジア3店舗目。開業初日は300個限定で無料配布もあり、多くの人が店に行列を作った。

焼きたてのポルトガルカスタードタルト

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 同ブランドは、「ポルトガルの豊かな食文化と職人技が織りなす味わいを客に届けること」を掲げ、2014年にポルトガルのリスボンにあるシアード(Chiado)地区に誕生した。本店は1900年代に建てられたアール・ヌーボー様式の建物の中にあり、かつてバターを販売していた「マンテイガリア・ウニオン(Manteigaria Uniao)」の本社だった場所として街の歴史的なランドマークにもなっている。

 店名の「Manteigaria」はポルトガル語で「バター」を意味し、ベーカリーにとって重要な材料であるバターへの敬意を表して名付けたという。現在、パリやスペインなどヨーロッパを中心に複数の店舗を展開しており、昨年はマカオにも2つの支店を開業した。今回、満を持して香港にも進出し、ポルトガル本場の味を再現する。香港のチームは、ポルトガルとマカオのベーカリー専門家から直接技術指導を受けた。

 ポルトガルのカスタードタルトと一般的なエッグタルトとの違いは、表面にある特徴的な「焼き焦げ」具合と、フィリングに卵黄を多めに使うこと。同店での製造工程では、まず香港ブランドが提供する牛乳と小麦粉を加熱しながら混ぜ合わせ、次に、シロップ、卵黄、レモン汁をフィリング生地に加える。パイ生地の形を整えた後、フィリングを流し込み、450度の高温オーブンで約8分間焼き上げる。通常、菓子作りは200度前後で焼成することが多いが、高温で一気に焼き上げることで、パイとフィリングが同時に仕上がり、タルトが完成する。ブランドが推奨する味わい方は、「好みの量に合わせてタルトにシナモンパウダーを振りかけること」だという。

 タルトは、1個(15香港ドル)、2個入り(30香港ドル)、6個入り(80香港ドル)で販売する。独創的なタルト6個入りの縦型パッケージは、リスボンの伝統的な知恵に由来するもので、シンプルなデザインを採用しながら、焼きたてのタルトをしっかりと保護する構造になっている。店頭ではポルトガルカスタードタルトのほか、コーヒーなどのドリンク(25~48香港ドル)やトートバッグ(45香港ドル)も用意する。

 加えて、リスボンの伝統的な儀式を再現するため、タルトが焼き上がる際には店内に鈴の音が響き渡らせる。店舗の空間は世界各国の店舗と一貫させ、オープンキッチンで製造工程が見えるようにした。客はガラス越しに、タルトを作る様子を楽しむことができる。

 香港市場への進出に当たり、現地の消費者の好みに合わせるため、甘さを控えめに調整しながらも、クラシックな風味の純粋な本質を維持した。ブランドディレクターのLuciaさんは「私たちは現地市場の好みを注意深く聞き入れ、細部にわたって配慮した微調整を加えつつも、風味に関しては一切の妥協を許さなかった。層がしっかりとしたサクサクしたタルト生地、クリーミーで滑らかなフィリング、そして他に代えがたい象徴的な風味に至るまで、一貫して正統な水準を維持している」と自信をのぞかせる。

 営業時間は8時~20時。

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