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秋田県が香港でトップセールス 観光と県産品売り込む

香港のcity’superを訪れた鈴木健太知事。Thomas Woo社長とも意見交換。

香港のcity’superを訪れた鈴木健太知事。Thomas Woo社長とも意見交換。

 秋田県の鈴木健太知事が7月22日に台湾から香港入りし、香港の関係各所を訪問した。鈴木知事にとっては初の訪問となった香港。香港から日本への送客実績を誇る香港の旅行会社EGL(東瀛遊)や秋田県産品を扱う高級スーパーマーケット「city'super(シティスーパー) 」などを訪れ、秋田県の魅力を売り込んだ。

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 国土交通省「宿泊旅行統計調査」によると、2025年の秋田県の香港人延べ宿泊者数は7570人で、国・地域別では台湾、中国、アメリカに次いで4位となっている。一方、香港からの宿泊者数は全国44位、東北6県でも最も少ない水準にとどまる。コロナ禍以降は増加傾向が続いており、2024年12月の香港-仙台線再開を受けて東北全体への旅行需要も伸びているが、秋田まで足を延ばす旅行者はまだ多くないのが現状だ。秋田を訪問したとしても宿泊せずに他県へ動いてしまうという課題もある。秋田犬や角館、乳頭温泉郷など香港人旅行者との親和性が高い観光資源を持つものの、その存在はまだ十分に浸透しているとは言えない。

 訪問したcity'super では、今春にフェア展開した大館の米の評判もよく、常設へと販売が固まるなか、日本酒や稲庭うどん、いぶりがっこなど40近い品目を並べた。販売品目の中には、樹上で完熟させた糖度23度以上のブドウ(スチューベン)を収穫してすぐに搾った横手のブドウジュースなどもある。コーナーの中央には大きな秋田犬のぬいぐるみを置き、特産品や観光地の魅力をアピールした。

 鈴木知事は「データの人口規模の数字だけで見るとマーケットが限られている印象だったが、実際に来てみるとポテンシャルは高い」と評価。「食は米と酒をしっかりアピールしていきたい」と話し、観光については、「東京や大阪といった大都市にはない魅力を発信していきたい。レベルの高い食文化、泉質の温泉、豊かな自然と景観などで『癒やしの旅』ができる。後は『すいている』もアピールできるのでは」とも。「秋田県は都道府県別では国指定の重要無形民俗文化財が一番多い。男鹿のナマハゲ、秋田の竿燈まつり美郷町の六郷のかまくら、北秋田市の根子番楽、羽後町の西馬音内の盆踊り、鹿角市の大日堂舞楽など魅力がたくさんある」と説明した。

 香港の印象については、「とにかくパワフル。東京やニューヨークとも違ったエネルギーを感じる。香港の人はエネルギッシュなビジネスマンが多い。これが、秋田のゆっくりと流れる時間でリラックスしていただけるチャンスにつながるのでは」と期待を込める。

 8月3日から開催される「竿燈祭(かんとうまつり)」を前に、その見どころについては、「約280本、1万個以上のちょうちんが夜空を彩る光景は圧巻。威勢の良いはやし言葉で盛り上がる」と説明する。「夜の祭り本番のほか、昼間は『差し手』たちが個人戦・団体戦で技を競い合う競技会がある」ことも加えた。

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